今し方の4時前、この森からヒグラシのカノンが聴こえました。5分程度でしたが、十数匹のヒグラシたちが規則正しくカノンを奏でていました。1音の範囲の半音階でのトレモロの歌、1/fのゆらぎが発散し、遥かな夏の記憶が蘇りました。あの時の蝉取りの幼き私、切なく真剣で精一杯の心理、遂に、ヒグラシを捕まえました。されど何と翌日の朝、虫籠の中で死んでいました…。無残な追憶、学びました。宝は自然のままに置くことが何よりも大事…。
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