2019年11月22日

新横浜漫歩 狂言「竹生島参」 2019.11.21

狂言とは能と共に、昔は猿楽と言われていたそうです。明治以降、猿楽は能楽と呼ばれるようになり、狂言は猿楽の滑稽味を洗練させた伝統芸能で、笑劇の一つです。

狂言の語源は、道理に合わない物言いや、飾り立てた言葉を意味する仏教用語だそうで、滑稽、冗談、嘘、騙しなどの行いを狂言と言うようになったのだそうです。

能は仮面を着けて謡を朗詠する音楽劇で、悲劇的・象徴的要素が濃厚ですが、狂言は物真似や道化など、日常的な風刺を利かせた話芸が特徴で、洗練された庶民的な笑劇と言えます。

「竹生島参」
出演者
太郎冠者(召使い)・野村萬斎 主人・深田博治 後見・月岡晴夫
太郎冠者が主人に内緒で、琵琶湖の竹生島参りをしたそうです。それを知った主人は、懲らしめるために、太郎冠者を訪ねました。信心深く竹生島(弁才天)参をした事を知ると、主人はその道中の土産話を聞きたいと求めます。太郎冠者は、龍・犬・猿・蛙・蛇(朽ち縄)などを登場させ、その名をダジャレ(秀句)で言い包め、主人を煙に巻くお話です。

初めての狂言、放たれる言葉は古語、チンプンカンプンですが、何となく解ります。そして何時の間にか笑っているのです。萬斎の様式に則った見事な演技に喝采が湧きました。
posted by 三上和伸 at 22:29| 新・横浜漫歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする