2020年04月25日

間奏曲 「仁」、野風・中谷美紀、咲・綾瀬はるか、仁・大沢たかおを食う 2020.04.25 

「仁」は医者の南方仁・大沢たかおと坂本龍馬・内野聖陽の男の物語として作られています。確かに医学の面白さやその超人的な技能、そして弱者救済のヒューマニズムに感動を覚えます。しかし、私が本当に心動かされるのは、そう言った男の英雄物語では無く、二人の女の愛の物語だと確信しています。今日の回は、花魁の野風の身受けの話と、咲の結納の話で、二人は仁に好意を示しておりますが、仁は仁で21世紀に残した恋人しか眼中に無く、野風・咲とも思いが通じません。どんなに野風が色気でモーションを掛けようが、咲が献身的に尽くそうが、それが仁には通じません。女の悲哀がそこはかとなく滲んでいます。中谷も綾瀬も、シッカリと女の悲しみを表現して、何一つ欠けるものがない、完璧な演技で応えています。その表情・台詞・言い回し、男心をそそる江戸の女の体を張った心意気を魅せてくれました。

posted by 三上和伸 at 20:20| 間奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする