2020年04月26日

間奏曲 「仁」 咲の心情が胸を打つ 2020.04.26

前半の仁は、海路で竜馬とともに京に行き、暗殺にあった幕末の天才・佐久間象山の蘇生に関かわります。火事で象山を死なせてしまいますが、虫垂炎の西郷隆盛を救うことができました。江戸に残った咲は、脚気(かっけ)撲滅にドーナツを作ります。脚気を患った母の栄を救うため、甘党の栄のために、ドーナツに餡を混ぜたりして、工夫を凝らしました。栄は快方に向かいます。

中盤は、皇女和宮の江戸降嫁により、甘いもの好きの和宮のために餡ドーナツを献上します。ところがこの和宮には、餡ドーナツ試食の際、茶にヒ素毒が盛られており、和宮は中毒を起こします。そこで仁と咲は、江戸時代に胃洗浄を行い窮地を脱します。しかし、毒混入の容疑が掛かり、仁と咲は収監されます。それでも異人と結婚した野風や、江戸火消しの棟梁・新門辰五郎などの力添えにより、仁と咲は放免されます。

医院・仁友堂運営のため、咲は自らの着物や装飾品で質屋通いをし、助手としての八面六臂の働きもして、仁を助けてきました。その格別の咲の真心を知った仁は、咲に求婚をします。「未来(みき)に会えないより、咲さんに会えない方が辛い…」、咲は感動しますが、返したのは断りの言葉でした。待ってましたと喜び、申し出を受け入れれば好いのに…、勿体ない…。されど咲は江戸の女、未来の東京には行けません。賢い咲は、そこのところを良く解っていたのです。そして母・栄や兄・恭太郎の手前、仮令、医術の人助けだとは言っても、我儘放題だった自分だけが、幸せになることは許されないと、兄の胸で、激しく嗚咽するのでした。咲・綾瀬はるか、感動の演技でした。その自然体の演技、称賛に値します。
posted by 三上和伸 at 21:21| 間奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする