2020年05月19日

ブラームスの名曲44 歌曲「ぼくとぼくの好きな娘はこのような間柄だ」 Op.32-8

真剣な生死を分けるようなプラーテンの詩から、恋の遊戯を楽しむようなハーフィズの詩、真に正反対の詩です。恋の形態は数多あり、どれが好いかはその人次第、他人がとやかく言うものではありませんが、少し大人になると後者の恋に味わい深さを感じます。締めるところは締めて、遊びましょう。真心だけは忘れないで…。

「ぼくとぼくの好きな娘はこのような間柄だ」・変イ長調 詩・ハーフィズ原詩。ダウマードイツ語訳の詩
ぼくとぼくの好きな娘は残念ながら
ふたり互いにこのような間柄だ。
ばくは娘を喜ばすために何かをすることはできないし、
娘もぼくを苦しめるために何かをすることはできない。

もしぼくが娘の額に髪飾りを着けると、
そのことが娘を傷つける。
ちょうど愛情のこもったほほえみに対するように、
ぼくは娘の腹立たしい返事にも感謝する。

男心と女心、揺り籠のように揺れ動きます。遠慮と本音、怒ったり、怒られたり、でもそんな娘が好きなんだから仕方がありません。全てを許しましょう。


posted by 三上和伸 at 20:55| ブラームスの名曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする