2020年05月26日

間奏曲 麒麟がくる19話 「信長を暗殺せよ」@、弟を殺し、母に殺された信長 2020.05.26

冒頭は前話の清須城に於ける信長の弟殺しの回想。愛息の屍に、母・土田御前(どたごぜん)の崩れ落ちる慟哭、そして信長への叱責、信長は完膚なきまでに打ちのめされ、母の愛を最後まで受けられませんでした。茫然自失の信長、帰蝶は慰める言葉も見付けられず、失意の信長を見詰めるだけでした。でも、その表情は憐れみと同時に決意も見られました。「私が母になろう…」と。決然とした帰蝶・川口春奈の顔、好い演技をしました。その真剣な顔、帰蝶そのものでした。マザコンの信長を救うのは私しかいない、私が信長を男にしよう…。

思春期までの男の子は、最も母親に影響を受けます。生まれて最初の愛しい女性は母親なのです。弟が出来た場合、弟との愛の依怙贔屓が一番の苦悩となるのです。自分が愛されない、これは男の子にとって、一番の不幸です。心が屈折し、悪い性癖が生まれます。他人を傷つけたり、与太ったり、問題児となる事が多いのです。信長は典型的なマザーコンプレックスで、帰蝶はこの信長を完全に救い出す事は出来なかったようです。光秀と信長、主従関係を続けて行く内に、光秀は信長の狂気に恐怖を覚えたのです。本能寺の結末が観えて来ます。
posted by 三上和伸 at 19:39| 間奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする