2020年06月28日

間奏曲 火サス小京都シリーズ 音無美紀子 2020.06.28

2000年に放送された火サス小京都シリーズ「奥州三代嫁姑殺人事件」で、50歳の音無美紀子が薄幸の社長夫人を好演していました。池内淳子、酒井和歌子、三条美紀、及川麻衣などの豪華な女優陣の中で、一番の重要な演技者・夫殺しの主婦を演じていました。

遡れば、音無は明るい役も多かったようですが、私生活では二つの重い病を患い、復帰後も暗い役回りが多かったようです。今回の役も絶品でした。地味ですが、淑やかな女を演じ、とても犯人とは思えない従順さでしたが、夫の酒井和歌子との不倫を怪しみ、酒井に嫉妬し、夫殺しをしてしまいました。

実に女とは嫉妬深いもの、能面のように白く滑らかな音無の顔が、女の性を見事に浮き立たせていました。音無しか演じられない、しっとりと隠微な美しい女でした。
posted by 三上和伸 at 15:43| 間奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする