2020年10月13日

ブラームスの名曲68 「すみれによせて」 Op.49-2

「すみれによせて」 詩:ルートヴィッヒ・クリストフ・ハインリッヒ・ヘルティー
すみれよ、あのこがこの泉を訪れるまで、
きみの青いうてなのなかに
この哀愁の涙をかくしておくれ!
あのこがわらってきみを芝生から摘みとり、
その胸をきみの花で飾ろうとしたら、

おお、あのこの胸に縋って(すがって)いいたまえ、
きみの青いうてなのなかの滴は、
一生泣きながらすごして、
死ぬことを望んでいる、
誠実な若者の心から湧きでたものと。

*うてな(臺)=花の萼、花の基

ロマンティックと言うよりもセンチメンタルと称した方が適切と思われます。まあ、すみれと言う花は、人をこんなにもセンチメンタルにさせる魔力がある花と言えますね。私も大好きな花、この花を観ると、何か懐かしい故郷へ帰って来た喜びが湧き出ます。音楽は澱み無く軽やかに流れます。優しい風の中で憩う歌。
posted by 三上和伸 at 21:05| ブラームスの名曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする