2021年12月05日

音楽歳時記 モーツァルト忌 2021.12.05

4歳でピアノのメヌエットk-1を作曲して、モーツァルトの作曲人生が始まりました。宗教曲・オペラ・ピアノ曲・交響曲・室内楽曲など全てのジャンルで名曲を書きなぐって来たモーツァルト、正に神童であり、天才でありました。特に驚くべきことは30歳を過ぎてから死の年までに作曲された傑作群、どれもこれもが正に傑作、本当に凄まじいものがありました。30歳で「フィガロの結婚」上演、31歳で「ドン・ジョバンニ」上演、32歳で三大交響曲(39番・40番・ジュピター)作曲、33歳で「コシ・ファン・トッテ」を作曲、35歳で「皇帝ティトゥスの慈悲」上演、「魔笛」上演、そしてレクイエムに着手し、作曲を半ばにして亡くなりました。正に精魂尽き果てて亡くなったのでした。今日、改めてオペラを始め数曲を聴きましたが、その音楽は神の贈り物と言っても過言ではないでしょう。死をものともせずに書いた音楽、暖かい人間の温もりで書いた音楽、この世で最上の音楽であると私は確信を持って言うことができます。1791年のこの日、35歳のモーツァルトは亡くなりました。
posted by 三上和伸 at 21:44| 音楽歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする