2021年04月16日

園芸ノート16 イネの播種・発芽 2021.04.16

発芽した新潟コシヒカリとその昨年の籾
イネの栽培では、種蒔きは4月に行われます。我が家では毎年、妻がイネを栽培しています。今から約1週間前に播種しまして、今日ご覧のように発芽していました。もう暫く苗床に置いておいて、苗の成長を見計らって、5月に田植えを行います。と言っても、バケツに土を入れ水を張るだけの栽培床ですが、そこに苗を植えます。すると弛まず成長して、夏には花を咲かせ、秋には立派なイネが収穫できます。しかし、食べるための栽培では無く、正月飾りの稲穂を得るのが目的です。今年は昨年に南部市場の米屋さんから貰った新潟コシヒカリの籾を蒔いて、このように発芽したのでした。来年の正月稲穂飾りは新潟コシヒカリの稲穂で出来ています。

posted by 三上和伸 at 09:26| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月11日

園芸ノート15 順調に生育、エーデルワイスの苗 2012.04.10

満開で散り際の染井吉野に追い打ちをかける冷たい雨。今年の桜は、桜の代名詞“潔さ”がストレートに出てしまったようですね。濡れた地面を彩る花弁が、美しくも無残であり、無念遣る方ないですね。でも、落ち込んでばかりではいけません。これから咲く他の花も無数にある訳ですから、気分を一新して新たに希望を燃やしましょう。躑躅も藤も貴方の訪れを待っていますよ。ナーニネ、これは自問自答であって、貴方とは私の事ですがね…。

エーデルワイスの苗
昨年の春、タネ蒔きをしたエーデルワイスが芽を出し、順調に育っています。これから花芽を膨らませ、蕾となり、花を咲かせます。蕾が出たらまたお知らせしますね。蕾、中々可愛いのですよ!
posted by 三上和伸 at 21:32| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月05日

園芸ノート14 スミレのタネ採り 2011.10.05

すみれの果実(刮ハ) スミレのタネ
先日、我が家の近所に生えていたスミレからタネが入った果実を貰ってきました。今度のお休みにタネ蒔きをしようと考えたからでした。勿論、秋の発芽では来春に花は咲かないのが普通なので、再来年のお楽しみなんですがね。可愛い紡錘形の果実、ラグビーボールのようですね。刮ハ(さっか)と言う形態の果実、この中に沢山のタネが入っていたのでした。

封筒にスミレと書いてこの中に果実を入れます。一日二日すると果実が乾燥して三裂し、タネを乗せた三つの皮が二つ折りに縮みます。するとタネは勢いよく飛ばされ散乱します。でも封筒の中で飛ばされているのでパチパチと音がなるだけなのです。私はこの音を楽しみながら、タネも失う事無く封筒の中に溜り、一挙両得となるのです。楽しい! そしてシメシメ…。

追伸:本当は次の事を書きたかったのですが、時間切れで書けず、よって今書きますね。以前にスミレは繁殖にしたたかな性質を持つとお伝えしました。それは自家受粉に付いてでしたが、今回採ったタネも勿論自家受粉の閉鎖花からできたタネでした。そしてもう一つは、写真をクリックして最大にすればタネの莢への付け根だった所に白い小さな物質が見えてきます。これが蟻の好む食べ物になり、スミレは己でタネを飛散させる仕組みの外に蟻に運ばせ繁殖の距離範囲をさらに広げる術も持ってるのです。蟻は巣穴に持ち込んだタネの付け根を食べ、再びタネは邪魔だから外(地表)に出します。スミレは難なく遠くで発芽できるのです。利口な花でしょ。
posted by 三上和伸 at 23:03| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月26日

園芸ノート13 エーデルワイス生育途中経過 2011.08.26

エーデルワイスの苗 ヤツシロソウの苗
エーデルワイス          ヤツシロソウ
分枝(脇芽)が増えて大分大きくなりました。この調子、この調子…。これなら来年の五月には美しい花が咲くでしょう。この後、近日中に二回目の植え替えを予定しています。ワンサイズ上の黒ポットに植え替えて分枝を増やし更に株を肥大させ、数本の花茎が伸びるようにします。秋の終りに葉が落ちるまで油断なく見守って行きます。

エーデルワイスはバッタ(ショウリョウバッタ)の食草になるので注意が必要です。この写真でお分かりのように外側の葉をチョイと喰われ始めました。早速今朝、オルトラン粒剤を降り掛けて置きました。でも油断は禁物、毎日水遣りの折によく見回り、発見したら殺虫スプレーを使うか手で潰すか対処する事が肝心です。バッタには可哀想ですが、良い花を咲かせるにはそれは仕方がありません。殺生の痛みは感じない訳ではないですが…。
posted by 三上和伸 at 20:59| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月24日

園芸ノート12 エーデルワイス、生育の途中経過 2011.07.24

エーデルワイス 八代草
エーデルワイスと八代草(右)の苗

 7月10日に苗床から移植した苗ですが、写真をご覧のように、少しずつ成長をしてきています。少し前に、日影で活着を確かめてからは、もう日当たりに出し、直射日光を当てて育てています。まだ苗は小さいですが、微小ながら脇芽も出てその数も増えており、取り敢えず順調な生育振りと言って良いでしょう。

 今後はポット内に根が回る(ポットの底の穴から根がはみ出す)のを確かめて、一段上の大きさのポットに植え替える積もりです。9月までに出来ればいいと考えています。

 まだまだ小さいですが、若緑が美しく、いい苗でしょ!
posted by 三上和伸 at 20:41| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

園芸ノート11 苗床(タネ蒔き床)からポットへ植え替え 2011.07.10

苗床と幼苗
左:宿根ペチュニア 右上:カモミールと八代草 右下:エーデルワイス
5月25日にタネ蒔きをしてから早一月半、遅蒔きが災いしたのか余り生育がよろしくありませんでした。特に宿根ペチュニアは発芽が悪くしかもある夜、虫?の食害にあい二株しか生き残らなかったのでした。まあ、こんな事も良くある話で、この二株から挿し芽をして殖やすと致しましょう。宿根なので来年まで上手く持ち越せば沢山の株を持てるでしょう。

用土 攪拌した用土
エーデルワイスの用土
エーデルワイスはヨーロッパの高山植物、その生育場所はアルカリ性の岩屑の地。日本の用土は酸性なので軽石に苦土石灰を混ぜて使います。軽石、赤玉土、腐葉土を2ℓ:2ℓ:1ℓの割合にし苦土石灰を10g 程と元肥のマグアンプkをさじ2〜3杯程度混ぜ込みます。これをよく攪拌すれば出来上がりです。

八代草は赤玉土主体の用土で石灰は入れません。ペチュニアは鹿沼土(酸性土)を主体に肥料は多めに、勿論石灰は要りません。カモミールはエーデルワイスと同じ用土を使いました。

ポットに植え込み 双葉の付け根下まで用土を入れる
ポットに植え替え
極小の黒ビニールポットに苗を植え込みます。苗床から出来る限り根を切らず大切に取り分け用土を入れ植え込みます。重要なのは浅植え深植えにならないように用土を双葉(子葉)の付け根下まできっちりと入れる事です。浅植えでは株がグラグラして安定しませんし、深植えでは葉が痛み枯らしてしまうからです。

水遣り
水遣り
たっぷりと水を遣ります。そして株の安定を今一度確かめます。

ケースに入れ育苗
まとめて育苗
ケースに並べ一括して管理をします。先ずは日影から半日影に置いて発根を促がし活着を目指します。一週間位をめどに葉が生き生きとしてきたら日向に出します。水遣りは天候と用土の乾きを見極め、晴れなら毎日一回のペースでやり続けます。成長に合わせて水肥を2000倍(野草は肥料に敏感で濃いと成長過剰になります)に薄めてやります。

因みにエーデルワイスは34株、八代草が32株、カモミールが12株、ペチュニアが2株できました。
posted by 三上和伸 at 22:58| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月29日

園芸ノート10 暑い、苦しい、汗ダクダク、意識朦朧 2011.06.29

 イヤー暑いです、意識が朦朧として中々仕事がはかどりませんでした。何か動きがスローモーションになっちゃって気は焦れども前に進まず一進一退を繰り返していました。チャンと段取りを立てたのですが、その半分くらいしかできませんでした。でも、良しとしましょう。剪定はできませんでしたが、庭の整理整頓はできました。鉢入りの植物にもたっぷりと水遣りもできましたし…。雨が望めなければこれから毎日水をやらねばなりません。手間はいくらでも掛かるのです。

 さて、これから大好きな水風呂(昨日の残り湯・ぬるま湯)に入って昼御飯を食べて、午後の仕事に出掛けます。今日も歩きで恐らく一万歩位歩くでしょう。また帰ったら水風呂に入る積もりです、フフフフ…。
posted by 三上和伸 at 11:27| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月25日

園芸ノート9 お陰さまで庭仕事はかどりました

 皆様、そしてお天気様、お陰さまで庭仕事は大分はかどりました。今、心はスッキリとし爽快な充実感に満たされています。巨大なドウダンツツジ4本と普通のツツジ4本の剪定と庭東面の草むしりを成し終えました。予定通りの十分な成果だったと思います。しかし、その代償は厳しく、右腰と右脹脛が痛く違和感があり、一寸心配です。痛くなるまでやらなきゃ良いのにと思われましょうが、やりだしたら止まらない性質の私なので仕方ありません。様子をみて駄目ならまたあの接骨院を訪ねてみましょう。あっそうそう、午後から急に涼しくなりました。庭仕事も午前に比べ大分楽でしたものね。今夜はよく眠れるでしょう。皆様お休みなさい、お健やかに。
posted by 三上和伸 at 23:55| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

園芸ノート8 生憎晴れて?、庭仕事しています 2011.06.25

 生憎?晴れて、今まで庭仕事をしていました。暑いの暑くないのどっちだと思いますか? そう暑いの…。汗みどろになってやってます。日影にはわんさか蚊がいて、痒いの痒くないのどっち? そう痒いの…。「全滅だー」と言って殺虫スプレーを乱噴射しました。おまけに凄い日差し、焼けたの焼けないのさあどっち?…、そう焼けたの、ヒリヒリ熱持っています。今は休憩で少しお休み、午後も雨が降りそうもないので、剪定、草むしり、片付けと続けてやるつもりです。でも、辛いので雨待ちの気分でもあります。まあ、どっちにしても、辛い! 私はいい加減な人なのです。
posted by 三上和伸 at 11:12| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月08日

園芸ノート7 エーデルワイスのタネ蒔きについて 2011.06.08

 エーデルワイスは宿根草ですかとの質問がありました。勿論、宿根草ですが、この宿根草とは園芸用語であり、植物学的に言えば多年草です。草の中には実を結べば枯れてしまう一年草や越年草がありますが、それらはどちらかと言えば少数派、大多数は何年も生き何回も開花し結実する多年草であるのです。

 多年草であるエーデルワイスを何故タネから育てるのか? それが質問の核心であろうと想像されますので、お答えいたします。

 まず第一はタネが常に売られている事。一年草(越年草)として扱えば多少時間(開花まで丸一年)は掛かりますが、育て易く同時に多量の苗を獲得できます。

 第二に長年同じ株を持ち越すのはかなりの手入れが必要であると言う事。多年草とは言え年が経てば老化が進み何れは枯らしてしまいます。特に寒冷地の野草は暖地の庭植えでは次の年まで生き残らせるのは絶対に無理です。浅鉢の鉢植えで水遣り株分け植え換えなどの手入れを怠らなければ、何年でも生き継いでくれますが…。

 まあ、そんな無理をせず、毎年タネを購入し、タネ蒔きをして、何処にでも好きな所に植えて花を楽しむ、その繰り返しが一番楽で理に適っているのです。
posted by 三上和伸 at 23:58| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月06日

園芸ノート6 エーデルワイス発芽しました 2011.06.06

05.25の播種 エーデルワイスの発芽
5月25日のタネ蒔き    6月6日の発芽状況
五月二十五日に蒔いたエーデルワイスのタネがご覧のように発芽しました。今日で十二日目ですが、小さな双葉が沢山顔を出しています。一先ずは安心と言ったところです。この先、本葉が数枚出た時に、極小のポットに植え換えます。秋までにはきっと立派な苗にして見せましょう。このエーデルワイスが咲くのは来春の五月、どうぞ気長にお見守りください。それまでの苗の育ち具合は、暫時この園芸ノートでお知らせいたします。お楽しみに…。そして同時に蒔いた、宿根ペチュニアと八代草にカモミールも発芽しました。
posted by 三上和伸 at 07:42| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月25日

園芸ノート5 タネ蒔き始めました 2011.05.25 

エーデルワイスのタネ蒔き
ピートバンの蒔き床と手前にエーデルワイスのタネ、細かいタネですね!
遅ればせながら、タネ蒔きを開始しました。どうも遅ればせながらが私の常套句になった観が否めません。…が、やらなきゃやらなきゃと想いつつも私は生来の怠け者、と言うよりも融通の利かぬ武骨者、一つが片付かなければ次に進めない性質なのです。そう、その一つとは庭の片付け(樹木剪定や雑草の抜き取り)であり、それが終わらなければ前に進めず、タネ蒔きを先延ばしにしていたのです。でももうリミットぎりぎり、今始めなければ秋までにしっかりした苗は育たないのです。ですから今日、タネ蒔きををしました。まずは写真のエーデルワイスと宿根ペチュニア、それに八代草とカモミールを蒔きました。果たして発芽するかどうか?、大分タネも時間が経って古くなってしまっているのでチョイと不安です。無事発芽したら、またお知らせ致します。

今回は全部のタネをピートバンに蒔きました。八代草以外は覆土(土・バーミュキュライト他でタネを覆い隠す)はしません。注意点は絶対にピートバン(表面)を乾かさない事。しっかり水を含ませ、乾いてきたら縁より水を注ぎます。更に霧吹きを使えば発芽促進に有効です。
posted by 三上和伸 at 20:01| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月22日

園芸ノート4 紫蘭と野薔薇の挿し花 2011.05.22

紫蘭との薔薇の挿し花
今日もやっていますが、ここのところずっと庭の木の剪定と雑草取りに勤しんでいます。一昨日の事ですが、野薔薇を剪定した折、沢山の花まで切り落とす事になりました。残念でしたので一束を見繕い、紫蘭と共に花瓶に挿しました。三上ピアノ教室兼調律所の玄関ホールに置きましたが、そこが明るくなった上、ほんのり野薔薇の香り(私も夏子も花に顔を近づけなければ香りは分からないのですが…)が漂うようになったそうで、評判は上々です。野薔薇と紫蘭、可愛いでしょ

さあ、午後も夕方まで雑草取りに励みます。
posted by 三上和伸 at 13:24| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月06日

園芸ノート3 草取りと剪定 2011.05.06

西洋スズランとアマドコロ 日本サクラソウ
西洋スズランとアマドコロに日本サクラソウ
鎌倉今泉の仕事から帰り日没まで、ここ数日続けている庭木の剪定を中心に作業を行いました。今日は金木犀と藪椿でした。この二本、かなり大きくなったので剪定するのも骨が折れます。しかし、まだまだ始まったばかり、残された木も多く更に広大な芝面の芝刈りもあり、五月は剪定草刈り作業に専念する積もりです。頑張ります。

え、何故剪定の成果を写真で見せないかって? 余りに下手くそなので掲載を拒否致します。悪しからず…。替わりに可愛いお花をどうぞ。
posted by 三上和伸 at 23:40| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月30日

園芸ノート2 雑草取り順調です 2011.04.30

ヒメウツギ
ヒメウツギ(姫空木)
仕事、音楽鑑賞、旅、ブログ、自然通信の葉書作り、ウォーキング、そして園芸と…。ここのところ大車輪で活動していますが、私にはボーと何もしない時間も必要なので、とにかくもの凄く忙しい毎日なのです。特に園芸は長時間が必要なので大変です。中でも雑草取りは時間的にも肉体的にも重労働で骨の折れる仕事です。嫌で嫌で堪らず避け続けてきましたが、もう待ったなしなのです。何をさて置き何を犠牲にしてもやらねばなりません。でもやり終えた後の気持ち良さは格別なものがあるのです。スッキリと心が晴れて風が吹き抜けます。今日、その感覚が暫く振りに蘇りました。この連休中にもタネ蒔きをするつもりでいます。エーデルワイスとペチュニアに八代草。この三種を蒔きます。その模様も随時お伝えしてゆきます。お楽しみに…。
posted by 三上和伸 at 21:30| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月26日

園芸ノート1 庭作り、始めました 2011.04.26

 一年半もの間、ご無沙汰してしまった庭作り…。この間の芝刈りは管理組合に任せきりで、その丁寧さのない作業により多くの株が失われてしまいました。誠に私の情けない体たらく、様々な事情があるにせよ、庭作りを放り投げた私の責任は重いと自覚しています。

 そんな訳で、大いに反省をし決意を固め、今日私は重い尻を上げやっとの事で作業を開始しました。花壇のほんの一角の雑草を抜き綺麗に掃除をしただけですが、これからの厖大な作業の端緒に着けた事が何より嬉しく、今この時間、私の心は充実を感じています。きっかけができて少し勇気が湧いて来ました。さあ、沢山タネを蒔き、庭の花壇を花一杯に飾ってやりましょう。私自身と多くの人を喜ばすために…。
posted by 三上和伸 at 22:50| 園芸ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする