2013年10月14日

街の花11 午後四時の目覚め、オシロイバナ 多摩丘陵 2013.10.13

オシロイバナ
2013.10.13 15:30撮影のオシロイバナ
オシロイバナ(白粉花)別名:ユウゲショウ(夕化粧) ナデシコ目オシロイバナ科オシロイバナ属
オシロイバナやユウゲショウは日本の名ですが、英名はFour o'clock(四時の花)で、その開花時間が四時である事を証明しています。この写真の左の花は今咲いたばかり、まだ完全には開き切ってはいません。右は後もう少し経ってから、恐らく四時頃…、丁度良い頃ですね…。
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2012年03月11日

街の花10 紅白の梅 2012.03.11

白梅 紅梅
ぐずついた天気で腐り切っていた私も、漸く回復した空に促がされて、午後になってウォーキングに出ました。今日の休みは大震災一年の追悼のために静かに過ごし、ウォーキングの前はブラームスの「ドイツレクイエム」を聴き、自らも慰めを享受していました。それでも土日とも一歩も外に出ないのも不健康に過ぎると想い、陽光の頬笑みにも誘われ買い物がてら外出しました。

外気はやはり気持ち良い! 寒さも緩んでおり、少しゆったり目で歩きましたが、直ぐ暑くなり発汗しました。途中の公園広場にある白に紅の数本の梅は、大分咲き進んでおり見頃でした。昨日、今日、明日と一歩ずつひたひたと咲き継いで行く梅の咲き振りは正に春の足跡そのもの、辛抱のある素敵な花ですね。香りと一緒に爽やかさを頂きいい気分で歩けました。

そして最後に買い物も…。今日は私の炊事当番の日なので、天婦羅にする白身魚とサツマイモ、そして明日のメニュー・カレーライスの作り置きのための豚バラ肉の角切りを買いました。但し、土産に妻が小田原で買ってきた蒲鉾があると言うので、天婦羅は明日に順延しカレーだけ先に作りました。今回は豚バラ肉のカレーで、豚の脂身がカレースープに濃厚に溶け込んで美味いのです。よーく煮込むと絶品のカレーになります。

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2012年03月06日

街の花・街の樹9 プラタナス(鈴懸の木) 横浜市西区池の上公園 2012.03.06

仕事で西区東久保町を歩いていたら、とある公園に素晴らしく枝を拡げたプラタナスの木が植えられていました。しばし公園内に佇み、枝振りと数多垂れ下がっている鈴懸け状の実を楽しみました。退きしなに公園の碑を確かめたところ、池の上公園の名が刻まれていました。

鈴懸の木 鈴懸の木の実
公園や道路の街路樹として多く植えられているプラタナスですが、日本名は鈴懸の木と言います。その根拠は右の写真で分かる通り、実の形態が鈴を懸けたように観えるからです。しかし、この実が付いた姿を知っている人はどれだけいることでしょうか? 特に街路樹では強剪定をされているのが常で、大きく枝を広げてたわわに実を吊り下げている姿はそうそう見掛けるものではありません。残念な事ですが…。

プラタナス(スズカケノキ属)は大樹になる樹木で、高さ30メートル、胴周りは大人が何人もで手を繋ぎ抱える程になるものもあるのです。私が知る限りでは新宿御苑のものが最大で、その偉大さは正に神が宿っているが如く感じられ、抱きつくと安心で心が満たされた思い出があります。それに比べればこの池の上公園のプラタナスはまだ若い樹ですが、充分に枝を広げ鈴懸の木の証を魅せてくれていました。

因みに日本に植えられている鈴懸の木の種は、欧州のプラタナスと北米のアメリカスズカケノキ、そしてその両種の雑種のモミジバスズカケノキがあるそうです。この池の上公園の鈴懸の木はどの種か、判然としませんでしたが、日本にはモミジバスズカケノキが多いと言われているので、この樹もモミジバスズカケノキかも知れませんね…。
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2012年01月12日

街の花8 ロウバイ、ソシンロウバイ、ニホンズイセン 2012.01.11

徒歩での仕事の道すがら、素晴らしい香りを放つ幾つかの花に出会いました。今を盛りと咲き誇る冬の花、ロウバイ、ソシンロウバイ、ニホンズイセン、正に正真正銘の寒中の花。その甘い芳香は冬にこそ相応しい…、と想わずにはいられませんでした。

1、ロウバイ
ロウバイ
ロウバイ(蝋梅)別名・唐梅・南京梅 ロウバイ科ロウバイ属
蝋細工のような風合いを見せる華奢な花、寒風に震えていますが、そのお陰か否か芳香が辺りを漂い、そこは空気が違って感じます。香りに空気が浄化され、私の肺臓まで清浄な気体で満たされた気がいたします。中国原産で、横浜では余り多く植えられてはいないので、この花は貴重です。

2、ソシンロウバイ
ソシンロウバイ
ソシンロウバイ(素心蝋梅)ロウバイ科ロウバイ属
ロウバイと同属の正に兄弟種ですが、違いは幾分存在します。まず、花がやや大きい事、そして内側の花被片(花弁のようなもの)までが黄色で、鮮やかさが際立つ事が上げられます。ロウバイの内花被片は暗紫色をしているので全体に地味であり、その差異はよく判ると思われます。香りはロウバイと同じく強く香り、両者遜色はないようです。

3、ニホンズイセン
ニホンズイセン
スイセン(水仙)ヒガンバナ科スイセン属
自己愛の象徴の花ですが、物語は兎も角として、私にはそんななよなよした花とは想われません。どんな所に植えられようと立派に花を咲かせ、逞しい球根はよく分球して数多に子孫を残します。暖地の海岸には野生化も見られ、そこは行楽客で賑わっています。しかし、何と言ってもこの花の最大の美点は香りにあります。甘い香りは春への希望、冬の鬱屈した心を慰め開いてくれます。
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2011年11月16日

街の花7 皇帝ダリア 2011.11.13

皇帝ダリア
初め私はこの花の名を知らず、散歩後、ネットや文献を当たりました。しかしこの花の栽培は近年に盛んになったようで、私の探し物は行方知れずとなり、見つけられませんでした。従って写真は撮ったもののブログ掲載は儘ならず、仕方なく控えておりました。

ところが、今朝の散歩では、この花の前で写真を撮っていた婦人に出会い、『シメタ!、丁度いい、ここでこの花の名前を教えて貰おう』と思い質問しました。ご婦人は優しく得意げに「皇帝ダリアです」と答えました。『皇帝!』、「成る程、皇帝ですか、素晴らしい、この花にピッタリですね、ありがとうございました」。

背丈は3メートルを超える雄大な草、そして透明な淡紅紫色の大輪の花がたわわに…、何処から観ても皇帝の名が付くのは当然と言えます。晩秋の庭に咲く今年最後の大物・真打…。本来は木立ダリアと言うそうですが、この花には皇帝ダリアが相応しい…。
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2011年11月01日

街の花6 ミヤギノハギ 2011.10.31

ミヤギノハギ
ミヤギノハギ(宮城野萩)マメ科ハギ属
東北、北陸、中国地方に自生する萩。特に宮城野と呼ばれる仙台市東の海岸平野に見事な群生があったそうで、その名の由来ともなっています。通称はなつはぎ(夏萩)で、夏には開花しますが、花期は長く、秋遅くまで咲くようです。秋風になびき、たおやかに枝垂れて揺れる風情は春の山吹にも勝る優雅さがあり、観る者を魅了します。花そのものより、その咲き姿を愛でる秋の名花なのですね。
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2011年09月03日

街の花5 晩夏の花 キョウチクトウ、サルスベリ、ダイアンサス 2011.09.03

 夏の終わりに咲いている花は以外に少なく、数えるほどしかありません。まあ、サルビアやペチュニア等の定番のタネ蒔き一年草は多々ありますが、それは季節を代表するものではないと私は思っています。たとえ人に植えられたものであっても、人に阿ず季節が来れば自然と咲き出し観る者に季節を感じさせてくれる、そんな花が私は好きです。

 晩夏に一際目を引く花はキョウチクトウにサルスベリ、他にはフヨウやムクゲ等がありますね。ここでは過去に紹介した事のないキョウチクトウとサルスベリ、そして西洋撫子のダイアンサスを取り上げました。

キョウチクトウ サルスベリ 
キョウチクトウ           サルスベリ
ダイアンサス
ダイアンサス
             

@キョウチクトウ(夾竹桃) キョウチクトウ科キョウチクトウ属          
インド原産の常緑樹、江戸中期に渡来しました。極めて強権な植物で公害や大気汚染に耐えられると言う事で、庭木や街路樹の外に工業団地の敷地内にも多く植えられています。少々植えられ過ぎの観は否めませんが、ピンクに白や黄色とその美しさはやはり侮りがたく、青空に映える様は夏の風物として大きな存在価値を誇示しています。名う手?の有毒植物で、樹液に触れたり、茎葉を燃やしたりしない方が無難です。皮膚の爛れや煙り吸引による肺疾患心疾患が懸念されます。強心剤の原料にされるくらいですから、その毒性は半端ではないのです。

Aサルスベリ(百日紅、ヒャクジッコウ) ミソハギ科サルスベリ属 
中国南部原産の落葉小高木、日本には江戸期以前の渡来と言われています。長い間のお馴染みの花木、もうすっかり日本の木として認知されています。見事な花序の麗しい花、晩夏を彩る名木ですが、その花の美しさも然る事ながらそれを支える幹の美しさこそがこの木の本領、剥げ落ちた白褐色の滑らかな樹皮を猿も木から滑り落ちると喩えた命名こそが、見事にそれを象徴しています。

小さな恋の物語のチッチ(作者・みつはしちかこ)もこのサルスベリの花を愛していました。「サルスベリさんの花のお洒落なフリフリが可愛くて大好き!」と申しておりました。
         

Bダイアンサス ナデシコ科ナデシコ属
日本には名花・河原(大和)撫子があり、日本のナデシコが一番美しいと主張する私の思い込みは病膏肓に入るで呆れられていますが、世界に目を開いて観れば世界には多くのナデシコが存在し(約300種)、妍を競っているのです。ダイアンサス(Dianthus)とはナデシコ科ナデシコ属の学名(ラテン語)、日本では主に外来の園芸ナデシコ類の総称に使われています。この写真のダイアンサスも恐らく個別の園芸品種名はあるかも知れません。でも、ダイアンサスと呼ぶのが無難と言うものでしょう。一々誰それが名付けた品種名なんぞ、そんなに細かく憶え認識するのは無理ですものね…。近年は益々記憶がおぼつかなくなりましたし…。
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2011年08月01日

街の花4 今井川遊歩道の花 横浜保土ヶ谷 2011.07.31

前ページで紹介したシオカラトンボがいた所は、今井川伝いに全長1km程が公園遊歩道として整備されています。流れの中には岩や石も敷き詰められ、ジュズダマやオモダカ等の水棲植物も植えられており、そこを棲みかとしてアメリカザリガニが生息しています。勿論浅く細い小川ゆえ魚の姿は見られませんが、トンボのヤゴを始め水棲昆虫は数多いるのではないかと思われます。塩辛蜻蛉が縄張りを作ってましたものね…。また岸辺には花木が多く植えられ、四季折々に花を咲かせます。今はムクゲが花盛りであり、色違いの数種が散歩道を彩っていました。

ムクゲ
ムクゲ(槿)アオイ科フヨウ属
正に今が盛りの賑わい…、私が子供の頃に一番好きだった花(淡紫種)ムクゲ…。あの頃は名前も知らなかった花なのに…、近所に咲いていて良く眺めました。夏休みのある日、大好きだった年下の女の子に、この花を取ってあげようとして三輪車のサドルに乗ったらすぐ落ちて、手首を骨折してしまったのでした。女の子の前での無様な体たらく、泣いて母の許に帰ったのでした。それからは接骨院通い、辛かったです。あれから五十数年、未だにあの痛みと心の傷が残っていて消えません。聞き伝えに依れば、あの幼馴染の女の子は三児(と言ってもいい大人でしょうが…)の母になったとの事…。可愛い女の子でした。

オモダカ
オモダカ(面高・沢潟)の一種類、オモダカ科オモダカ属
田や池沼に蔓延る日本に自生する種類とはやや異なるようです。株立ちが立派であり、恐らくは外来の園芸種と思われます。花を密に付け中々の美しさ華やぎがありました。ところでこの株の花はオシベがなくメシベだけなので雌花ばかりだと分かります。オモダカ類は単性花で雌雄同株の草本類と言われますが、この株は雌花が多く花の落ちた茎先(倒れた下部の)には果実が出来始めていました。
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2011年07月30日

街の花3 ハマナスの花と実 横浜港南台  2011.07.30

浜茄子の花 ハマナスの実
ハマナスの花           ハマナスの実
ハマナス(浜梨、本来はハマナシ)バラ科バラ属           
今日の仕事先の近くに咲いて実っていたハマナス、そこは恐らく老人介護施設の庭なのでしょう、見事に手入れがされていました。ハマナスは間を置いて四・五本が植えられてあり、この時期として紅い実がたわわに実っていました。そして本来は五月に咲く花も僅かに残っており、しかも蕾までありました。立派な大株に成長しており、花の最盛期には何十もの花が咲き競って、それは圧巻の華やぎを魅せていた事でしょう。

ハマナスは浜梨と書きますけれど、当然ですよね…、本当の名前がハマナシなのですからね。東北・北海道の海岸の砂浜が自生地であり、東北人が訛って発音したハマナスが馴染んで一般の呼び名になったのですね。でもハマナスの方が愛らしいですよね…。東北弁て大好き、愛らしい!

この実・浜の梨、食べて美味しいそうです。私は未だ食べた事はないですが…。
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2011年07月28日

街の花2 狂い咲き?、藤 2011.07.26

フジ
フジ(藤)
やはりこの藤も私のウォーキングロードの一角にあり、連休辺りには数多の花房を吊り下げて見事でした。ところが何とその藤が真夏のこの時期に返り咲いたのです。驚きました、天候の所為なのでしょうか? こんなの余り見た事ないですね、狂い咲きですかね? それでも大変美しく、思わずカメラを向けていて、一枚撮ってしまいました。
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2011年07月27日

街の花1 夏の花五種 2011.07.26

 昨日は時間があったので、花を撮る積もりでデジカメ持参でウォ−キングに出ました。私のウォーキングロードは団地の外周を巡る道路、その道端には植え込みや花壇が連なっています。そこには四季折々の花が植えられ咲いており、何時もそれらの花々を眺めながらのウォーキングになります。夏のこの時期に咲く花は数は少ないながら、これは!と思われる大輪の麗花が多く中々楽しめます。人が作った花なので、野の花に対して街の花と題して取り上げて行きたいと思います。

クチナシ クサフヨウ オニユリ ヒマワリ バラ

1、クチナシ(梔子・ガーデニア)
  八重咲きのクチナシでガーデニアと呼ばれている園芸種のクチナシです。ところがそもそもガーデニアとはこのクチナシ一属の学名なのです。よくある事ですが、園芸販売される時にその品名が学名のままで表示される事が多いのです。また本来の野生種のクチナシはその果実が染色(黄色の染料)や生薬(黄疸の薬)の材料として珍重されてきました。中々に有用な植物なのでした。しかしそんな事より、私達にとってはその甘い香りこそが珍重に値するものですよね。私はこの日ここで暫し香りを貰い、その甘い爽快さをウォーキングの励みとしたのでした。

2、クサフヨウ(草芙蓉)
 フヨウには木本類(木)のモクフヨウと草本類(草)のクサフヨウがあります。これは草芙蓉でそれは見事な白い大きな花を咲かせていました。手入れをされている方のお顔は知れませんが、その丹精振りは偲ばれました。

3、オニユリ(鬼百合)
 夏に咲くオレンジ色の大きな百合で、その力強さと美しさに圧倒されます。この鬼百合の特異なところは葉の付け根に珠芽(しゅが・むかご)が出来る事です。よく似た小型のコオニユリとはこの珠芽が有るか無いかで区別がつきます。この珠芽は地に落ちるとやがて芽が伸びて新しい単体の鬼百合へと成長して行きます。数年で立派な花が咲く株になるのです。

4、ヒマワリ(向日葵)
 大輪の向日葵が咲きました。この向日葵の庭を作っているのは60過ぎの私のような小父さんです。会えば挨拶を交わし二言三言お喋りをします。それは熱心に庭の手入れをされています。この咲振りにもその熱意が窺えますね。

5、ローズ(薔薇)
 誰をも魅了するローズ、流石に美しく存在感がありますね。しかし、私にはそれを栽培する熱意は皆目ないですね。天の邪鬼な私はもっと素朴な花を愛します。悲しい程にいたいけな花を…。
 
 
posted by 三上和伸 at 22:42| 街の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする