2018年12月07日

旅の食事…ランチ 鎌倉彫会館・倶利の刻御膳と倶利玉手箱 2018.12.07

今頃は今年最後の紅葉の見頃、それを逃すまいと鎌倉を訪れました。出発が遅く、先ずは腹ごしらえから、前々から妻が目を付けていた鎌倉彫会館のカフェ倶利へ、二階堂の駐車場から徒歩で尋ねました。

カフェ倶利(ぐり、共に役立つの意?)は名の通り飲み物が主ですが、ランチにも定評があり、鎌倉らしい和食が味わえる店と言われています。初めての店であり、鎌倉彫の作品の中、どんなお味が楽しめるのか、期待して食卓に着きました。

鎌倉彫食器の品々
店内はショールームでもありますので、鎌倉彫の作品の数々が陳列されていました。特に食器が多く並べられており、ここの飲食の器にも多くが使われていました。

刻御膳 俱利の玉手箱
刻御膳(ときごぜん) 倶利玉手箱(ぐりたまてばこ)
刻御膳は、精進のみが使われており、この店の十八番料理です。高野豆腐と季節の鎌倉野菜の焚物。割り干し大根と青菜のお浸し。時知らず三品のくらかけ豆の塩煮、天然あらめの胡麻炊き、なめ味噌。丹後こしひかりご飯と時野菜のけんちん汁。なめ味噌以外、極めて薄味ながら味わい深いものがありました。倶利玉手箱は、鯛を始めとした魚が三品追加されていました。酢を少し利かせた濃厚な味でした。★★★


 鎌倉彫のお椀・飯 鎌倉彫茶器の緑茶 鎌倉彫・茶器
全ての器に鎌倉彫の製品が使われていました。お茶碗、湯飲み茶碗、そして湯飲み茶碗のデザイン、お値段は吃驚するほどのものでしたが、漆塗り故に熱さを感じさせない肌心地、見事な手触りの逸品でした。
posted by 三上和伸 at 21:20| 旅の食事… | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月30日

旅の食事…喫茶 甘酒茶屋の鶯餅と甘酒 2018.11.29

400年の歴史がある甘酒茶屋、旧箱根街道の中腹にあります。400年、家康が死んで10年程しか経っていない江戸初期の事始め、東海道が開通して直ぐに開店したようですね。参勤交代や旅人のお休み処して繁盛し、諸国に知れ渡っていたとか、箱根関所の少し下、丁度良い距離にあったのですね。私も過去に数回訪れていましたが、混雑の中の立ち寄りで、余り思い出がありませんでした。そこで今回、ゆったりとじっくりとこの江戸の昔の旅風情を楽しみたいと、平日の午後の暮れ泥む中を訪ねたのでした。

甘酒茶屋
色付く椛(もみじ)を傍らに、茅葺の古民家が現れました。これまで何度も改築され、創業当時の面影は無いそうですが、やはりこの辺りはタイムスリップしたような鄙びた異空間が感じられました。赤穂浪士の神崎小五郎も立ち寄ったと言われる甘酒茶屋、まるで私は江戸の町人、お伊勢参りの弥次喜多同様の風来の旅人、時代錯誤の空想に耽り、夢心地で過ごしました。

壁掛けお品書き 囲炉裏の板の間
お品書きと囲炉裏の板の間
ここの現在の経営者は創業当時からの血を引く13代目の主人。代々伝統を守り、看板の甘酒を造って来たそうです。これも知って驚きの現実ですね。400年、一族で続けて来られたその秘訣?、何なんでしょうね。

米と米麹だけで造る甘酒、一切の添加物を使わないそうです。優しい甘さ、不思議ですね、砂糖も入っていないのだそうです。ホッと一息、安堵の溜息が漏れます。鶯餅は青大豆を挽いた黄な粉で造るそうです。もっちり餅々、美味し!
posted by 三上和伸 at 17:05| 旅の食事… | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月29日

旅の食事…ランチ 湖尻・おか木のワカサギ定食 2018.11.29

紅葉と富士を目当てに箱根を訪れました。富士は×で、紅葉は最後の最後でカエデ類だけ、やや残念な結果でした。そしてグルメとしては昼食にワカサギ(公魚)を当てにしていました。湖尻の桃源台駅の先の芦ノ湖の畔にある食堂、蕎麦と饂飩、それに自然薯とワカサギの定食がメインでした。ですが、この辺りはやや寂れており、平日の昼間はクローズの店が多く、やっと探し当てたのがこの”おか木”でした。どうも家内興業的な店で、旦那さん、奥さん、娘さんで経営しているようでした。大変感じが良く、ワカサギの味も上々で、満足の行く昼飯が食べられました。

湖尻食堂・おか木のワカサギ定食
カラッと揚がったワカサギフライ。ソース、醤油、塩の調味料を揃えて出してくれる親切な客あしらいでした。ゆったりと食事が出来る、好い感じの店でした。但し、ワカサギをもう少し増量して欲しい?(あと5本?)★★★
posted by 三上和伸 at 21:23| 旅の食事… | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月08日

旅の食事…生蕎麦と喫茶 やまもときそば店とGOKURAKU亭 2018.01.07

貼り紙の妙 円覚寺境内が借景
珍しい代金引替えの店  円覚寺の境内が借景
第一の目的地・浄智寺に向かうため、北鎌倉で降りました。丁度12時、お腹がすく頃です。鎌倉街道側に出れば直ぐに数軒の店が並んでいました。その中の風情ある蕎麦処、やまもときそば店を間髪を入れずに選び店内へ…。丁度昼時、混雑する店内を名物女将?が啖呵鋭く座席割りを捌いて程なく注文に…。間髪を入れずに「おかめ蕎麦にカレー蕎麦!」。待つこと暫し「お待ちどうさまでした!」。軟らか目の麺でしたがカレーの汁と好く溶け合い、絶妙な風味を醸しました。刺激で体がホカホカ、薄っすらと汗が染み出て来ました。


御霊神社前の江ノ電
御霊神社門前の江ノ電 鉄ちゃん憧れの江ノ電撮影ポイント
鎌倉七福神巡りの御霊神社を終えて、イザッ江ノ島弁天と思いましたが、もう夕暮れ、直ぐ傍にある力餅屋の権五郎力餅でも買って帰ろうとしたのですが、既に力餅は売り切れ…。さて、では何処から帰るべきか、長谷にすべきか極楽寺にすべきか、考えを巡らし、鎌倉に帰るには極楽寺が空いて座れる、江の島経由で小田急で帰るには長谷の方が空いて座れる、結局鎌倉経由の方が電車賃が安いので、極楽寺に出て鎌倉経由で帰る事にしました。

そこで極楽寺坂切通しをトボトボ歩いていましたが、二人とも疲労も手伝い喉の渇きを感じていました。ペットの飲料ではもう飽きが来ていたのでした。好いところにカフェが現れました。覗いてみればアンティ−クや焼物を売っているショップで、ついでにカフェもやっていました。迷わず私達は、客となりました。妻はコーヒー、私はアップルジュース、お皿には珍しくお摘み(ビスケットにチョコそれぞれ1個)付き、気に入りました。飲んでいるとアンティークの振り子時計が「ボーン」「ボーン」と鳴り出します。思わず疲れの塊が解け出しました。
posted by 三上和伸 at 13:54| 旅の食事… | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月06日

旅の食事… 上野精養軒の三元豚の焼きカツサンド 2017.05.05

朝寝坊の所為で出遅れまして、上野に着いたのが11時過ぎ、普段朝食軽めの妻はもうお腹ペコペコ、早速上野駅前の老舗洋食屋の精養軒の暖簾を潜りました。ここは東京文化会館の中にある食堂なので、この日はオーケストラの遠鳴りが聴こえていました。何となく乙な気分、不規則な音ではありましたが、管弦の音は嫌いではないので、好い気分で食事が出来ました。

三元豚焼きカツサンド
どうもパスタやライスと言う雰囲気で無かった私の胃袋は、メニューの三元豚の焼きカツサンドにご執心、迷わずこれに決めました。妻は何かスープライス付きのランチにしてはいましたがね。三元豚は筋バリは皆無で柔らかで美味しい、パンはキツメに焼いてあったので、歯応えは強かったのですが、香ばしくてこれも美味しい、一つ妻に差し上げて満足な昼食と相成りました。ダージリンアイスレモンティーもグー!
posted by 三上和伸 at 09:27| 旅の食事… | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月01日

旅の食事…箱根仙石原・しずく亭の麦とろ 2017.04.30

しずく亭玄関暖簾
箱根仙石原のすすき野の向かいにあるしずく亭。私等も過去に数回は立ち寄った事のある自然薯のとろろを食べさせる店です。しずく亭は厳選された自然薯を使い、箱根に湧く天然水”嬰寿(えいじゅ)の命水”なる湧水を使用しているこだわりある店です。

とろろ蕎麦と麦とろ
右が太麵の田舎蕎麦、この日は大盛りとしてしまったため、見た目にもボリュウム感のある品となりました。中心にはつけ汁で割った自然薯。蕎麦をぶち込んではツルツルツルリー・ゴリゴリゴリ・ゴックン、フー……。

自然薯は良く皮を剥いて擂られているようで、純白の清潔な色をしており、肌理(きめ)の細かさが良く判ります。

左が麦とろ。給仕さんにお茶碗を貰って私も妻の麦とろをご相伴。ツルツル・プリプリの麦ご飯にトローリネバネバのとろろ汁が絡みます。風味と喉越しが旨い!
posted by 三上和伸 at 21:39| 旅の食事… | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする