成田山と言い、帝釈天と言い、名刹の地には門前町が開け、参拝客向けに旨い物屋があります。利根川や江戸川が近い内陸の立地では、勢い川魚料理となります。江戸の昔に創業した老舗の店が軒を連ね、柴又でも4〜5件の鰻の名店がありました。
書家が書いた川千家の額 寅さんの全作品のポスター メニュー
かわちや(川千家)と読みます。帝釈天に最も近い鰻屋で、門前と言っても可笑しくありません。250年の歴史がある老舗で、店舗も大きく、大勢の客をあしらっています。この日も盛況であり、額とポスター(写真)があるロビーのような待合所があり、深いソファーにふんぞり返って、呼び出しを待ちました。
鯉の洗い 鰻重
鰻はさばきや蒸しに焼きがあり手間仕事、出来上がるのに20分以上が掛かります。席に着いても、まだまだ待たされるのです。その前に、イケる口の人は、鯉の洗いなどを肴に、一杯やるのがお定まりです。妻も、洗いを摘みながら、ビールを旨そうに飲んでいました。
柔らかく蕩ける鰻、江戸前?(関東風)の香り豊かな鰻重でした。でもまあ、横浜でも野田岩やわかななどはこれ以上に美味しい鰻を食べさせてくれます。それでも★★★ 川魚では鰻がbnNE
鯉の洗いは食べ慣れないと、その美味しさが判らない不思議な魚料理です。知り合いでは嫌いな人が多いです。ここでは生簀があり、食べられる前の鯉(黒い真鯉)が泳いでいます。鯉こくや鯉の甘煮もメニューにあります。