1、エステルゴムの食事 ホテル・エステルゴム・レストランにて
*パラチンタ ハンガリー風クレ−プのデザート ホテル・エステルゴムにて 6.21昼

エステルゴム市内に着いて直ぐ昼食となりました。メニューのビーフシチューに添えられていたのが、前項のエステルゴムの花で前述したすいとんのようなパスタ?でした。中部ヨーロッパの料理は総じて質実で飾り気はないですが味に優れ、食べ応えは十分でした。このデザートもその類で小麦粉を焼いたクレ−プにチョコレートソースを付けて食べるカロリーの高そうな品ですが、素朴な風味で田舎者の私には美味しく頂けました、お腹一杯でしたが食べ切りました。
2、ブダペストの食事
ハンガリーの民族音楽と舞踏を楽しみながらの夕食となりました。今の時代はハンガリー民族芸能と呼ばれますが、昔はジプシーの芸能と言われていました。ジプシ−は音楽・舞踏に秀で定植しない漂泊の民でした。特にヴァイオリンに優れた奏者を輩出し、ヨーロッパ各地で演奏家並びに辻音楽師として活躍しました。その典型はE・レメーニで彼は世界を股に掛けたヴィオリニストで明治の日本にも渡来しました。その演奏の記録が残っているそうです。現代でもこのジプシーはハンガリーを中心にこの楽団・舞踏団のように音楽・舞踏に携わって暮らしてるそうです。但し、この楽団の皆がジプシーの血筋とは限りません。
@民族音楽を聴きながら 6.21夜

写真全面にある台形状の楽器がツィンバロンで、ピアノのように水平に弦が張ってあり、それを木製(先に綿並びにフェルトが貼り付けてあるものもある)のバチを使い人手で叩く仕組みを持ちます。如何にもジプシー風の音色を発し、ハンガリー民族音楽には不可欠の楽器です。この響の上に弦の音が重なりハンガリー情緒たっぷりの演奏となるのです。
チァルダッシュやツィゴイネルワイゼン、はたまた荒城の月?までが演奏され、ハンガリーワインの酔いも手伝って客席は乗りに乗り、興奮の一夜となりました。我が妻もチップを弾みハンガリアンダンスナンバー5をリクエストしていました。期待に違わぬ見事な演奏でした。
ツィンバロンに加えヴァイオリン2、クラリネット1、ダブルベース1の編成でした。
A可愛いダンサーの民族舞踏

可愛い三人のダンサーが現れて民族舞踏を披露してくれました。時々奇声(ホー!)を発し、コケティッシュにまたユーモラスに勢い良く踊りました。客席は特に男どもが興奮し、皆、顔面は恥ずかしげもなく緩みっぱなしでした。私も例外とはなれず、顔を紅潮させニコニコ顔でご機嫌でした。
踊り子は皆白い肌に円らな瞳でジプシーではないかも知れませんね?。
*男のダンサーも三人いました。もう忘れました…。
B壁の絵皿

私達の席の背後には素敵な絵皿が飾られてありました。妻は思わず写真を撮ったようです。後日プリント作りをしていた時に見つけました。とても美しかったのでここに掲載しました。ハンガリーは色彩の国ですね。刺繍といい、絵皿といい、それは素晴らしい色で溢れていました。
Cメインの料理

チキンのソテーだったのですが、何と付け合わせ(主食)は炒めたライス(米)でした。機内食以外、この旅で初めてお米を食べました。懐かしい味でした?。ムフフフフフッ…
3、ブダペストの昼食
*グヤーシュ(ハンガリー風スープ) レストラン・コルサ 6.22
キャベツとグリーンピースが入ったスープ、ハンガリーの名物料理の一つだそうです。見るからにパプリカのたっぷり入った赤いスープ、何時までもパプリカの香りが漂い、私の舌にも残りました。
*旅の最後の晩ご飯は船上レストランを利用しました。ガイドのアンジェリカの紹介でした。しかし私達は最早食傷気味となり、十分に味わう事はなりませんでした。アンジェリカ御免ね…。でも船上はゆらゆらと微妙に揺れ、中々乙な晩餐となりました。明日はもう帰国するのみ、深い感謝の念が私を包んで食(胃袋)より心が満足を示していました。
*民族音楽のレストランの店名が不明でした。価値ある名店だったのに残念です。