2017年01月20日

星空ウォッチング… 下弦の月 真夜中から午前の月 2016.01.20

旧暦師走の下弦の月
これからだんだんひっくり返るので面白い月だと思います。午前中の青空の下で白く輝くので美しい月です。通が観る月ですね。
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2012年05月10日

星空ウォッチング44 日食グラスを買いました 2012.05.10

日食グラス
日食グラス、この面は太陽側
本当は、日食グラスを使い直接太陽を観るのではなく、鏡に反射させた太陽を壁に映す方法や、地面に映る木漏れ日の太陽を観る方法。そして小さい穴を開けた大きな段ボール箱に潜って段ボールに映った太陽を観る方法などの、間接的な方法で日食観察をする予定でした。それでも万が一失敗したらどうしよう、それは嫌だ、この金環食を観る千載一遇のチャンスを無にするのは余りにも忍びないと思い、保険の意味で日食グラスを買いました。後は晴れた日に、日食グラスの使い方を熟練し、その他の間接的方法を実践し、その双方の効果を試してみるだけです。今度の日曜日を予定しています。その首尾はいかがなものか、その日の夜に報告いたします。

今日の午後は突然の雨風、肝を冷やす雷鳴の轟き、雹も降ったとか、何か近年は不気味にも、益々気候が激化の様相を呈しているようです。それでもその風雨のお陰か否か、夕方から晴れ上がり、見事な星空が現われました。最大光度(−4.5度)は過ぎたものの金星の輝きは尋常でなく、カメラの望遠レンズを通して観たら月のように観えました。凄かったです。三脚を使えばいい写真が撮れそうです。今度やってみますね。そして今は北斗七星が素晴らしい…。ほぼ中天に陣取り伸び伸びと大らかに楕円の柄杓を描いて観えます。更にベガ(織姫)も北東の空に顔を出し煌めいていました。今夜は本当に美しい…。
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2012年05月07日

星空ウォッチング43 最接近中の月(満月) 2012.05.06

接近中の明るい月(満月)
再接近中の昨夜の月(5月6日の満月)

 京都からの帰路、東名高速道路上から最接近中の満月一日前の月を観ました。旅の深い満足の中にいた私達に更なる喜びのプレゼント、車中は歓喜に包まれ、私は幸福に酔いました。

 初め、東の空に浮かんだ昇りたての白い月を見付けたのは娘・夏子でした。既にネットで調べて知っていたらしく、「あっ、月だ、今日の月は今年の最接近の月で、スーパームーン現象と言うそうだよ!」と…。私は知りませんでしたので驚きを覚え、妻の運転をいい事に数時間、しばしば月を眺めて飽きませんでした。後で調べたところによると、この日の満月は普段の満月に比べると、大きさが14%大きく観え、光度は30%増して観えたのだそうです。改めて驚きました。素晴らしかったのですね! 思い出に残る良い月でした。
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2012年04月21日

星空ウォッチング42 金環日食観察の注意点 2012.04.21

 いよいよ金環日食をあとひと月後に控えて、ここで太陽観察の注意点を参考までに述べたいと思います。太陽を観る事は天体観測の内、危険を伴う唯一のものと言われています。それは太陽が一等星の1200億倍、満月の46万倍と言う極めて高い光度を持ち、紫外線や赤外線の量も半端ではないからです。一秒でも裸眼で太陽を観ると失明の危険があると言われています。そこで直接太陽を観るとすれば、日食グラスを使う必要が生じます。日食グラス以外の器具、例えばサングラスとか黒い下敷きとか、フィルムの黒い感光部分ですとかガラスに煤をつけたものですとかは、お勧めできません。あくまで直接太陽を観たいと思われる方は日食グラスを使ってください。市販されていますし、ネットで買う事もできます。

 また、日食を間接的に観る方法も色々とあります。その方法は金環日食の日までに、追々お知らせ致します。それらは簡単な方法でありますので、知って理解できれば何方でも、明日にでも出来る事です。

参考:インターネット 日食を観察する注意・XixeN 日食を観察する方法・国立天文台
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2012年04月07日

星空ウォッチング41 空に満月、地に桜、部屋にはブラ四 2012.04.07

 朝は快晴、昼は花曇り、そして夜は再び晴れて、今、弥生の望月が東天に昇っています。近くには、乙女のスピカと土星がいて、逆三角形を形作っています。そして地には街灯の薄明かりに映えて夜桜が艶めかしい…。誠、それは春の望月の宵にしか現われない風物詩です。私は何て幸福なのでしょう。私が自然を愛でる人間になれた事、私が花を愛する人間になれた事、そして、今、流れているブラームス「第四」を心の支えに出来た事、私こそが幸せな人間なのです。ただただ幸運に感謝するのみです。
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2012年03月26日

星空ウォッチング40 天の宝玉、今がベスト 2012.03.26 19:00

遂に月が間に入り、上から金星、月、木星が縦に一直線に並びました。しかも月は仄かな地球照を呈しており、素晴らしい…。正に偶然?(必然?)がプレゼントしてくれた天の宝玉、今夜は大切に見守りたいと思いました。でも、今日は炊事当番の日、取りかかる前にもう一度、西の空を仰いできますね。では…。
posted by 三上和伸 at 19:01| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

星空ウォッチング39 美し過ぎる三点セット 2012.03.25

 いよいよ、金星、木星、月の三点セットが鮮明に姿を現しだしました。折からの快晴の空、北方生まれの移動性高気圧で大気は澄み、その輝きは無類のものとなり、鮮やかさの限りを尽くしていました。私は所用で横浜中華街にいて、大都会の真っ只中から空を仰いだのですが、ビルの谷間にそれは素晴らしい原始の天体が映し出されていました。何と幸運な事でしょう、何と幸せなことでしょう。但し、その後は極近い将来、親戚となるご夫婦との会食で、この稀なる天体ショーは観られませんでした。店を出た時には最早、月も木星も地平線に落ち、金星だけが稀有の輝きで名残を惜しんでいました。それでも、馴染みの中華菜館・同発本館での食事は健啖そのもので、新たな知己を得た喜びも相俟って、私達夫婦は素晴らし一時を過ごせました。何と幸運な事でしょう。何と幸せな事でしょう。
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2012年03月15日

星空ウォッチング38 最高の惑星観察、ツキがありました 2012.03.15

 最適の空っ風が吹き、今夜こそが最高の観察日和となりました。あの間隔が3°16′の開きなのですね、凄かった…。これからは開く一方ですが、もう一回楽しみが残されています。今月末の25、26、27日には、この金星と木星に生まれたての細い月が加わり並ぶそうです。その時も今回同様の最高の快晴の空を期待したいですね。それではまたその時に…。
posted by 三上和伸 at 22:24| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月14日

星空ウォッチング37 観え始めました、惑星ショー 2012.03.14

 空はほぼ快晴、これは素晴らしい星空ウォッチングになりそうです。今し方6:00前に、金星と木星が斜めに並んで観え始めました。西側に大きな金星、その斜め東下にやや小さい木星、これから闇が深まるに連れ、輝きを増して行きます。

今は20:50、大分傾き西の地平線に近づいています。後しばらくすれば沈んで行くでしょう。高度が下がり金星は大分赤味を帯びてきています。美しい、ありがとう、我が同胞の惑星たちよ! 願わくば明日もその輝かしい二つの瞳を私に魅せておくれ…。

 23:28、しつこいようですが、今、中天では火星としし座の一等星レグルスが、そして、東の空には、おとめ座のスピカと土星が、双方仲良く並んでいます。宵の口の金星と土星、夜更けの火星・レグルス、スピカ・土星。誠に春の宵は夜空がさんざめき賑わしい…。
posted by 三上和伸 at 18:17| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

星空ウォッチング36 いよいよ今日明日、金星木星大接近 2012.03.14

 天気予報では、今日も明日も晴れると言う事で、夕から宵の口にかけての金星と木星の大接近を観る絶好のチャンスです。15日夕が最接近でその間隔の角度が3度あまりということです。太陽、月以外で最も明るく観えるのがこの二つの天体で、この時点での光度は金星が−4.3等(非常に明るい)、木星が−2.1等(−4.3等よりは大分暗い)だそうで、もの凄く大きく?明るく◎観えます。過去?にはUFOと見間違える人が続出したとか? 障害物(山や建て物)の有無にもよりますが、夕方から八時過ぎ頃までは充分観えるでしょう。是非、お試しあれ!
posted by 三上和伸 at 08:34| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月11日

星空ウォッチング35 接近・絶品、金星と木星 2012.03.11

 夕方(PM6:00)から、いよいよ空は晴れ渡り、先ず西の空には金星と木星の両一番星が現われ輝き出しました。15日が最接近だと言う事ですが、11日現在の今でもかなり近いので、後四日後にはどんな事になっちゃうのでしょうか? 凄く楽しみですね。

 中天下には冬の大六角形が…、特にオリオンと冬の大三角形が見事であり、その三角の一角・天の狼と喩えられるシリウスが神秘の青い瞳を光らせて、その求心力に吸い込まれそうです。

 今現在(PM22:00)は東の空高くにしし座に逗留中の火星が赤い光を放っています。直ぐ近くにはしし座の一等星レグルスが…。そして更にその東には春の大曲線が…。その中でも一際非凡な輝きを魅せているのが、おとめ座のスピカ…、正に天の真珠、その美しさに敵う星はありません。
 
 因みに、このスピカの直ぐ傍には明るい星があります。それは土星です。
posted by 三上和伸 at 22:15| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月16日

星空ウォッチング34 残念! 早春深夜の天体ショーは外れでした 2012.02.16

 御免なさい、私が叶わぬ期待をした所為で、昨夜夜空を眺めてしまった方?もいらしゃったかしらね? 期待は裏切られ残念ながら、大外れでした。横浜の空はここ数日分厚い雲に覆われています。現在でも鉛色、重苦しい色ですね。まあ、めげずに頑張りましょう! 天体観測で一つ学び得る事があるとすれば、結果を焦らないで待つ余裕ができ、気持ちが鷹揚になる事かしらね。明日があるさ、一年後があるさ、十年後があるさ、…………。でもそうなると、もう少し寿命が必用ですかね? それでも、その範囲以内で観られるものを確実に観れば良いのですよね。それ以上何を望むと言うのでしょうか? されど、今年五月二十一日の金環日食だけは見逃せませんね? 運を天に任せるしかありませんが…ネ…。
posted by 三上和伸 at 08:24| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月15日

星空ウォッチング33 今日は下弦の月、観えるかな 2012.02.15

 朝起きて、一寸外を歩いたら、とても暖かでした。昨日は寒さ厳しい辛い雨のバレンタインデイだったのに打って変ってね…。でも鬱陶しい雲は未だ取れず間近の低い空に垂れ込めています。スカッと晴れればいいのにね。と言うのにはですね…。今夜(とは言っても明日未明ですが)は下弦の月が出るのです。深夜の月なので滅多に見られないその月の出は夜中の零時半頃ですから、それまで待たなければなりませんが、今夜はどうしても観たい…。その訳はもう直ぐこの深夜の時間帯には冬の星座たちが西に沈んでしまうようになるからです。下弦の月と春の大曲線、そして冬の大六角形を同時に観たいのですよ。晴れればいいな…、夜更かししたいな…、眩く星屑の深夜の空の大海原に、漕ぎだしたいな…。

 *冬の大六角形(冬のダイアモンド)
 ぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のポルックス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウス、オリオン座のリゲル、おうし座のアルデバランの各一等星を順に線で繋くと、冬の夜空に大きな六角形ができます。これが冬の大六角形(冬のダイアモンド)と呼ばれています。

 *春の大曲線
 柄杓形(ひしゃくがた)の北斗七星の柄のカーヴを辿りそのまま南に延長して行くと、うしかい座の黄色の一等星アークトゥウルスに至ります。そして尚、そのカーヴを延長をすると、おとめ座の真珠星スピカに到達します。この夜空に描かれる大きな曲線を春の大曲線と呼ぶのです。

 この時期の深夜には、双方が西と東の空に陣取って睨みあいを続けます。空気も未だ乾いていて透明度に優れ、それは見事な天文ショーとなります。
posted by 三上和伸 at 09:32| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月12日

星空ウォッチング32 真夜中の空、絢爛 2012.02.12

 今、外に出て、夜空を仰いでいました。もうこの時期の空は零時を回ると、俄然、絢爛の様相を呈してきます。流石に冬の大六角形は西に傾き高度を下げていますが、相変わらず見事な宝玉の輝きを魅せています。ところが東の空には春の大曲線が昇って来ており、北斗七星、アークトゥウルス、そして乙女の真珠星・スピカが神秘の光を投げ掛けて互角にわたり合っています。その冬春の星座を橋渡しする位置にいるのが、満月を四日過ぎた月(居待ち月)としし座に逗留中の火星です。スピカの直ぐ近くには土星まで現われ、己が存在を主張していました。眩く甘美な星降る夜…、酔い痴れて寝るのが惜しくて堪らない…、されど寝なければ明日が辛い…暫し悩める幸福な私でした…。仕方なく…、お休みなさい。
posted by 三上和伸 at 00:53| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月31日

星空ウォッチング31 今日は上弦の月 2012.01.31

 今はもう、大分西に傾き、低くなってしまいましたが、今夜は上弦の月でした。今宵は木星がこの月に接近していて、宵の口には見事な輝きがありました。でも今も夢幻の半月は、弦を上にしてほんのりと浮かんでいます。そしてその東斜め上方には、冬の大六角形の諸星が宝石箱からまき散らかされたように、片時も休まず瞬いています。先程表に出て暫く、身を震わせながら望観していました。今も寒さで身は固くなったままですが、心は和らいでいます。素晴らしい夜です。お休みなさい、お健やかに…。
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2012年01月27日

星空ウォッチング30 宵の明星と月の接近 2012.01.27

 17時4分に日が落ちてから一時間と30分、夜の帳は下りて、俄然、闇が深くなり、月と宵の明星の金星が見る見るうちに輝き出しました。昨夜申した通りに両者は上下に接近し、無類の輝きを魅せています。よく見れば薄くシャープな月は、この間ご説明した地球照が観られます。黄金色の金星は光度−4.1等で極めて明るく、ヴィーナスと呼ばれるに違わない美しさです。その東には−2.4等の夜中の明星と言われる木星もあり、西の空は賑わいを見せています。金星は大分低くなりましたが、今が絶好の見頃です。

 *星の光度
 暗い6等−5等−4等−3等−2等−1等−0等ー-1等ー-2等−-3等−-4等−-5等−-6等〜明るい
1等は6等の百倍の比率の明るとされています。マイナス(−)が大きくなる程明るくなります。
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2012年01月26日

星空ウォッチング29 星空、明日の予告 2012.01.26

 今夕は宵の明星と三日月過ぎの月が素晴らしかった…。落日後の闇の中にくっきりと、この二つの天体は並んで観えました。誠に仲良く和やかな風情があり、美しいものでした。その上、明日は、更にこの二つの天体が接近します。晴れれば再びの、否その上をいく絶景が見られますよ!

 参考:天文年鑑2012
posted by 三上和伸 at 22:43| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月14日

星空ウォッチング28 天文観測、今年最大のよびもの 

 天文観測、今年最大の呼び物は、何と言っても日本で金環日食(一部部分日食)が観られる事です、楽しみですね…。金環食はその地域では一生に何度と観れるものでないので、是非注目いたしましょう。福島南部の太平洋岸から関東、東海甲信(長野県は中部・南部)、近畿(京都市以南)、愛媛・香川の瀬戸内海沿岸を除く四国全土、そして九州の南半分の地域が金環日食を観られます。(その他は部分日食)日時は5月21日で、東京では午前7時33分前後が金環となる時刻です。これを見逃すと日本では、十八年後に、北海道だけで観られるそうです。

 また、期日が近づいたら、情報を発信しますね。
posted by 三上和伸 at 23:58| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月09日

星空ウォッチング27 しぶんぎ座流星群見逃しました 

 先日の4日(16時)、しぶんぎ(四分儀)座流星群が極大を迎えたのですが、残念ながら見逃しました。まあ、4日の未明ですから条件は難しかったのですがね。北方の何処其処では、オーロラと一緒に流星が出現したとの事、そんな夢のまた夢のような風景を観られた人は何て幸運な人なのでしょうか。北極圏に住む人だけに与えられた宝物ですね。私も何時か観たいと思いますが、私はもう歳をとり過ぎましたかね? 金銭的にも体力的にも、そして取分け偶然偶発の時間的にも、問題は多大にありますね。

 ところで、その流星の発射点となる“しぶんぎ座”ですが、今はもう無いのですって!、これには驚きました。何で無くなったかは良く分からないのですが、天球図にも載っていませんね。うしかい座とりゅう座の境界にあり、北斗七星の柄の付近やヘルクレス座も近くにあるのですが…。まあ、夏の星座だったので、今の季節では未明にしか観られなかったものですが…。

 何かのTXCMで、このオーロラを横切る流れ星の映像が映し出されたものがありました。絵にも描けない素晴らしい光景、地球の美しさ、宇宙の神秘…、地球に生まれた幸せを本当に感じる瞬間ですね、たとい臨場でなく時間差の映像であったとしても…。

しぶんぎ(四分儀)=18世紀末まで使われた子午線観察に用いられた機械。  参考=広辞苑
posted by 三上和伸 at 09:32| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月27日

星空ウォッチング26 地球照の三日月に宵の明星接近 2011.12.27

 絵心がなく下手くそで大変恐縮ですが、上手く撮れない写真の代わりに私の絵をご覧ください。今夕の珍しくも美しい天体の模様をお知らせしたく思い、描きました。

地球照の三日月に接近する金星
寒波の空は凍てつくも透明に澄み、圧倒的な星灯りの饗宴となっています。今の時期は早くも夕方から天体の大スターたちが出演するので、気が抜けないものがあります。今夕は地球照の三日月に宵の明星・金星が接近すると言う出しもの?…。光度マイナス4等の明るい一番星・金星が月とランデブー、鮮やかに照り映える黄色と影の月の仄暗さのコントラストが素晴らしい…、大いに楽しめました。

地球照=新月を挟んで約六日間(月例27〜3、新月では見つからない)に観える月の影の部分の淡い像。地球の反射光が月を照らしてぼんやり見える。
posted by 三上和伸 at 19:07| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月18日

星空ウォッチング25 観えました、火星と月のランデブー 2011.12.18

 昨夜の夜更けに観える筈だった火星と下弦前の月とのランデブー、ぎりぎり掛かっていた雲に邪魔され拝めませんでした。それでも日が替わり暫くすると雲は消え失せ、東の空に赤い火星とお椀のような半月が現れました。しかしもうこの時間ですと別れ際で、真の再接近ではなかったのですがね…。ですから今宵の二人(火星と月)はかなり離れて見える事でしょう、以外にも…。それにしても火星は赤かったですね。まるでルビーのよう…。お椀の月、これは普段余り見掛けない月、深夜に昇る月は神秘的でした。
posted by 三上和伸 at 08:51| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月17日

星空ウォッチング24 しし座に逗留中の火星が下弦前の月に接近 2011.12.17

 「一番星みつけた…、カラスが鳴くから帰りましょ、明日天気になーれ」などと唱えながら、子供の頃は遊び場から家へ帰りましたね。一番星、小さい頃の馴染みの星ですね。薄暗闇に一番に光の矢を放つ明るい星、大抵は木星か金星ですが、それは少し大きくなってから習う知識、その頃はあくまで一番星でしたよね。

 今日のウォーキングで一番星を見付けました。南東に木星、西の空低く沈んだ太陽を追い掛けて見える金星、見事に明るい光線を投げ掛けていました。一時間のウォーキング中、私はしばしば、この二つの星の在り処を目で追い続けました。

 今夜の天体ショーの主役は火星と月です。23:30頃、しし座のエリア内にいる火星と下弦前の月が接近し並びます。惑星の火星は瞬かない赤い星なので直ぐ判ります。春の星座のしし座ですが、初冬の今でも夜更けになれば東の空に昇ってきます。因みに、8月生まれの私は生まれ月の星座がしし座です。そいでもって寅年生まれなのです、しかも五黄の寅…。強運なんですと! 荷が重い?、嫌ですね…。
posted by 三上和伸 at 19:36| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月15日

星空ウォッチング23 ふたご座流星群、観望後記 2011.12.15

 
 後一つ、後一つと止められず魅入られてしまった流星観望…、しかし結局、あれからは一個も発見できず、今年のふたご座流星群観察の成果は、合計20個とあいなりました。ただ、数は足りましたが、一瞬で消える小さい流星が多く、長く尾を引いて流麗な流れを作る雄大な流れ星は数個に留まり、やや残念に思いました。それでも風のない比較的暖かな夜であり、午後10時過ぎから翌2時までの長丁場を頑張れたのは、その恵まれた天候のお陰でした。終了後、沸かし直したお風呂に10分ほど浸かると、私の体は充分な熱を回復し、安らかな眠りに就く事ができました。

 それにしても、快晴の夜空に浮かぶ冬の天体の美しさはどうでしょう。それは下弦前の月を中心に、冬の星座の星星がダイアモンドの輝度を成し瞬き合う、正に夢幻の世界へと私を誘います。私の魂は宇宙の彼方に吸い込まれ、そして浮遊し、遠く紀元前の羊飼いのように、星座の者物共に混じって遊戯を重ねました。
posted by 三上和伸 at 10:38| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月14日

星空ウォッチング22 ふたご座流星群、期待濃厚 2011.12.14

 ただ今、夜の9時半過ぎ、あんなに曇っていたのに、今の横浜は快晴です。何か、想い通りに事が運んで怖いようでもありますが、私は正直ほくそ笑んでいます。15日未明の2時ごろがピークと予想されているので、私は午前3時まで頑張るつもりです。生憎、満月過ぎ・下弦前の月がもう出ていて星星の光度を抑えてしまっています。でも、ふたご座の兄弟の二つ星は東の空に確かに昇っています。オレンジ色の一等星がポルックス(弟星)で、白く瞬く二等星がカストル(兄星)です。二つ並んで美しく輝いて観えています。流れ星が発射される輻射点は白く輝く兄カストル辺りで、ここを辛抱強く凝視していれば、数個から十数個は観られる筈です。お試しください。私は既に時折、眺めています。いまのところ確認はされていませんが…。

 22:35
 一つ目が観えました。かなり明るく短めですが尾も引いていました。今夜は期待大です。

 22:42
 二つ目が観えました。見事な直線、長い尾でした。

 23:47
 空を仰ぎ観ているので首が痛く、休み休み観察しています。軍手にジャンバーを着てベランダからの観望で、寒さはそれ程でなく大丈夫です。時より石油ストーブに当ったり、ブログを書いたり、お茶を飲んだりで結構忙しい…。今までの首尾は都合5個観られました。内、二つが明るく長い尾を描いて素敵でした。

 12月15日 00:38
 とうとう、10個まで見つけられました。しかし、明るく長い尾のものはなく、少々沈滞ムードが漂ってきました。大分冷えてきました。少しストーブに当って体を温め、もう一頑張りします。

 01:28
 今、ふたご座は丁度真上、中天に昇り詰めました。従って仰ぎ見るのに首を90度に曲げなければならず、非常に辛い…。しかし、驚くなかれ、否、驚いてくだされ、見付けられた流れ星は遂に20個に到達しました。20個目は長い尾を持ち鮮やかで素晴らしく、感動しました。もう病みつきになりそうですが、夜も更けて来ましたし、首も痛いので、後もう一つ長い尾の明るい流星を観たら止めにしようと思います。お風呂でよく温まって休む事に致します。それでは、お休みなさい。

 
posted by 三上和伸 at 21:54| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月11日

星空ウォッチング21 素晴らしかった皆既月食、今夜は十六夜の月、そして次はふたご座流星群 2001.12.11

 本当に素晴らしい皆既月食でした。久々の見事な天体ショー、心ゆくまで堪能しました。そして今夜の十六夜の月。昨夜より格段に透明な快晴の空、今その眩く光輝な十六夜の月は、冬の大六角形のど真ん中にものの見事に納まっています。巨大な六角形の大宇宙を形成し、惚れ惚れと見惚れるばかりです。

 次に訪れる天体ショーは、14.15日に極大を迎えるふたご座流星群です。満月後の明るい月があるので条件は悪いですが、観察は期待できるようです。ふたご座は天中に昇るので視界が広く見易いですが、少々首が痛くなるのが辛いところです。寝て観るのが最高ですが難しいですね、我が家のベランダでは、休み休み観る事にいたしましょう。15日は仕事を入れてないので、私は未明まで粘る積もりです。

 
posted by 三上和伸 at 23:30| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月10日

星空ウォッチング20 皆既月食 2011.12.10

 残念ながら、今の横浜の空は薄雲が広がり、薄く満月を覆っています。雲越しに月は観えていますが、これから始まる皆既月食は如何なものでしょうか、いささか懸念されます。恐らく、月食に限っては見られるでしょうが、今回の月食の一つの醍醐味は、隠された月の周りを彩る冬の星座の星星の煌めきにあると言われているのです。丁度、皆既に達した月は、カペラ(ぎょしゃ座)、ポルックス(ふたご座)、プロキオン(こいぬ座)、シリウス(おおいぬ座)、リゲル(オリオン座)、アルデバラン(おうし座)の六つの一等星を線で結んだ冬の大六角形の中に進むのです。果たしてその絶佳の光景は観られるのでしょうか、雲の存在が心配です…。

 21.58
 あっ、東側が欠けてきました。ただ今、シリウスとプロキオンは観えています。

 23:20
 雲は失せ、今、皆既月食の満月は赤くぼうっとくすんで観えます。その周りを取り囲む色取り取りの一等星の何と美しい事か! 遂に絶佳の光景は我がものとなりました、幸運でした。
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2011年10月27日

星空ウォッチング19 冬の星座現る 2011.10.26 23:20

 東の空におうし座とオリオン、もうこの時間になると冬の星座が現れます。そう言えば朝霜の降りる頃の霜降も過ぎお寒くなりました。早いものですね、今年も後ふた月です。何か焦りに似た心許ない気分に押し潰される気がします。でもまあ、気持ちを入れ替え心鎮めて晩秋の星空でも仰ぎましょう。チョイと寒いですが空は広いし星は一心に瞬いています。厭な事は星空の彼方に捨て去りましょう…。
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2011年09月21日

星空ウォッチング18 晴れました 2011.09.21

 驚きました。台風一過の星空が今観えています。まだかなり風は強いですが、これが吹き返しの風なのですね。台風自らが己の風で己の渦巻き雲を吹き飛ばしてしまっています。あれ程荒れ狂った台風が、正に台風一過とは今日の事を言い表したのですね。

 
 流石に下弦を過ぎた月は未だ出ていません。ですから星は一層明るくよく観えます。北天にカシオペア、北東にカペラ(ぎょしゃ座)、東にアルデバラン(おうし座)、東天高く木星、南天低くフォーマルハウト(みなみのうお座)、西には夏の大三角のデネブ(はくちょう座)、ベガ(こと座)、アルタイル(わし座)、そして中天にはペガススの大四辺形とアンドロメダ、素晴らしい…
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2011年09月16日

星空ウォッチング17 遂に寝待ち月まで 2011.09.15

 驚きました。十五夜の数日前から観え続けたお月さま、遂に寝待ち月(臥し待ち月)まで観えてしまいました。これは特別の事、この滅多にない観月日和?をもたらした晴天は、気の毒な熱中症患者を数多出させたしぶとい太平洋高気圧のお陰(所為)。私はこの観月(お月見)に歓喜しましたが、それはこの太平洋高気圧同様罪深い事、人の不幸の陰で喜ぶなんて不謹慎ですよね。反省してます。でも雨が落ちている横浜でも、雲の切れ間から木星を従えて煌々と輝く寝待ち月が、ああ、素晴らしい…。馬鹿は死ななきゃ直りません…。
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2011年09月15日

星空ウォッチング16 木星、居待ち月に接近 2011.09.15

 大分、右の面が欠けてきた居待ち月、雲が前を流れて忙しないですが、かくれんぼをしつつも良く観えています。その東側には大きく照り映えた木星がかなり居待ち月に接近しています。二つを観比べ壮観です。また更にその木星の東には紅く瞬くおうし座のアルデバランが…。深夜にはもう、冬の星座までも観えるようになったのですね。星空ウォッチング、その楽しみは計り知れません。
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星空ウォッチング15 月の出の時刻 2011.09.15

 今年の中秋の名月からの月の出の時刻とその推移を記してみます。新聞からの転載ですが、ご参考までにどうぞ…。 

 十五夜(17:29)ー28分ー十六夜(17:57)ー28分ー十七夜(立ち待ち月・18:25)ー30分ー十八夜(居待ち月・18:55)ー33分ー十九夜(寝待ち月・19:28)

 この時期の月の出の時刻の変化は緩やかで、毎夜30分前後の遅れとなっています。次第に時刻差は伸びるのですが、中秋の名月の頃の月の出は何方でも待つ事が出来る時間差となっています。寝待ち月にしても高々19:25ですものね、これでは子供の寝る時間ですよね…。まあ、昔の人は健康的だったのですね。
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2011年09月14日

星空ウォッチング14 立ち待ちの月 2011.09.14

 十五夜・十六夜と続けば今夜は十七夜、この夜の月は立ち待ちの月と呼ばれています。月の出も少し遅くなりはしましたが、まだ宵の口には昇るので、立って待っていられると言う事で立ち待ち月、上手い事言い表わしますね。古人の感性は繊細ながら堂に入っていて肯けます。

 真円だった月もやや右肩が欠け始めて今夜は限りなく円に近い楕円になっています。明日が十八夜で居待ち月、明後日は十九夜で寝待ち月と続き、最早寝て待つまでになるのですね。まあ、昔は早寝ですが…。さらに二十三夜になれば下弦の半月、半分になってしまうのですね。月の出も真夜中になり、もうこの月を待つ人もいなくなるのです。可哀想な境遇のお月さま…、同情します。でも下弦の月、中々神秘的でいいものですよ。

 余録:東天の木星と南天のみなみのうお座のフォーマルハウトが素晴らしい、ぺガススは月が明るいので見え難い…、もう深夜の天空は秋の星座の真っ只中にあります。

 追伸:伊豆旅行の模様は明日以降に書きます。
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2011年08月22日

星空ウォッチング13 小百合さん天の川は如何でしたか 2011.08.22

 女優の吉永小百合さんが演じられているテレビCMにJR東日本の旅シリーズがあります。旅って良いなと思わせる秀逸なシリーズですが、今現在は「星の観賞会扁」が放映されています。舞台は群馬県水上町の谷川岳ロープウェイの頂上駅・天神平で、映像の一齣には、仄かに微笑む小百合さんの視線の先の天上に天の川が観えています。その優美な小百合さんと神々しい天の川の対比が実に美しく、稀なる見事なCM作品となっています。
 誠にうっとりとさせられてしまい、今、私の最愛のCMです。

 この「星の観賞会」は8月から10月まで行われる予定だそうで、私も機会をみて、出来たら参加したいと思っています。但し、天の川が良く見えるのは9月頃までですし、秋の星座は暗いので双眼鏡があると良いかも知れません。そして何よりも天気次第ですので天気予報に首っ引きとなり綿密に計画を立てる必要がありますね。

 小百合さん、本当に美しく素敵なのですが、ただ一つ泣きどころもありますね。人それぞれの感じ方ですから一概には言えませんが、小百合さんは声が余りよろしいとは思えません。それも個性で、その声こそ小百合さんだと言われればそれまでですが、私はもう少しボイストレーニングをなされたら如何と想います。もう少し声帯の力を抜いて発声し、無理なく口腔に木霊させ鼻に抜けさせる…、と言った練習をされれば良いのですがね…。生意気言ってすいません。
 

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2011年08月14日

星空ウォッチング12 観えましたか?流星群 2011.08.14

 英雄の誉れ高いペルセウス座から溢れ出る流れ星はご覧になられましたか? 昨晩の私は旅の疲れで熟睡してしまい、観察の機会を逸しました。何しろ先程七時過ぎに起床したものですから…。…とは申しても、昨晩(今日未明)も大気は混濁の空模様、確かに満月前夜の月はかなりの輝きを呈してはいましたが、果たして観られたのでしょうかしらね?流星群…。今年の横浜の空は梅雨明け十日以降、乾いた快晴は見られず星空ウォッチングには不適なシーズンとなっています。残念なことです。ああ、あの一月前の梅雨明け十日の内に天の川を体感(観望)して置くべきでした。今は激しく悔やんでいます。でもまあ、ペルセウスは来年に回しても、困難は有りますがまだまだ天の川観望は可能性があります。そして流星群にしても十月のりゅう座流星群やオリオン座流星群、十一月にはしし座流星群がありますし、十二月にはふたご座流星群も控えています。そうです、楽しみは極大?です。
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2011年08月13日

星空ウォッチング11 残念、ペルセウス座流星群観えませんでした 2011.08.13

 午前3時に起きれるか半信半疑で床に就いたのですが、何と40分遅れの3時40分に起きました。早速取る物も取り敢えず外に飛び出し、北西の空を見渡しました。しかし、やはり薄い雲が夜空を覆っており、丁度中天にまで昇って来ていた木星しか観えず、流れ星は見付けられませんでした。残念!口惜しい…。やがてその内蚊に食われだし、半ズボン下の脛を掻き毟りながらスゴスゴと撤退したのでした。

 明日の未明に全てを託しましょう?…、長袖シャツに長ズボンを穿いてね?…。今度も起きれるとは限りませんがね…。
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2011年08月12日

星空ウォッチング10 ペルセウス座流星群 2011.08.12

 今夜から明日の未明に掛けてペルセウス座流星群が極大になるそうで、見頃ではあります。但し、空を仰げばお分かりのように、満月前の月が南天にあり煌々と照らしており、月を遮る場所か、月が傾く午前3時頃が見やすいと思われます。PM22:00現在では空の透明度は低く、ペルセウス座がある北天は薄い雲があるようで星一つさえも見えません。まあ、明日未明にどうなるかは神のみぞ知るですがね。

 ペルセウス座の今の位置は北北西の地平線すれすれにあり、明日AM3:00には北西の空に昇ってきます。やはりこの時間が依り良い見易い時間帯と想われます。

 ペルセウス座のペルセウスとはギリシャ神話の英雄であり、ゼウスの子として生まれ、後にアンドロメダ姫の夫となります。髪が蛇の怪物女王メドゥーサを退治したり、捕らわれの美しきアンドロメダ姫を怪獣鯨(くじら座、*ペルセウスは討ち取ったメドゥーサの首を怪獣鯨に見せ付け鯨を石にしてしまった)から助けて妃にするなどの豪傑無比の英雄です。
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2011年08月04日

星空ウォッチング9 観月の夕涼みと明日明後日の楽しい計画 2011.08.04

 先程夕方には久し振りで月が出ていました。五日目の月で未だ細い月でしたが、空が暗くなるに従って鮮やかに輝き出しました。空もまばらに晴れており、織姫や春の星座・牛飼い座のアークトゥウルスが雲間に煌めいて観えました。明後日が上弦で旧七夕(旧暦七月七日)です。私の今の計画としては、あくまで空模様の様子見に依りますが、三浦城ヶ島行を決行の予定です。午後から電車と徒歩で目指す積もりです。日のある内に城ヶ島を探索し、依り良い観測地点を決定し、闇が降りるのを待ちます。そして心いくまで夏の星星と天の川を観望する積もりです。

 ところでその前日の明日に、私と娘夏子で富士の本栖湖に行く事になりました。それは昨年の五月の連休に訪ねた私達親子の共通の友人・本栖湖のAさん宅に再びお呼ばれに与かったからでした。Aさんは長年の夢を実現され数年前に本栖湖に別宅を構えられました。心優しいAさん夫妻はこの本栖湖の素晴らしい自然を自然大好きな私達にお裾分けしてくださると言うのです。私達はその厚情に甘え喜んで再び伺う事にしたのです。昨年は春、今年は夏、また違う本栖湖が味わえる事でしょう。凄く楽しみ…、私は夏の涼みとしてボート遊びをしたいと願っています。
 
 行って来ます。
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2011年07月09日

星空ウォッチング8 圧巻、梅雨明けの夜空 2011.07.09

 梅雨明けした途端、夜空には雲がなくなり、全天に星が瞬いています。何日、何十日?振りでしょうか、雲一つない夜の空なんて…。横浜の空に天の川はありませんが、夏の主役の星々が個性を際立たせ輝いています。白鳥座のデネブ、鷲座のアルタイル(牽牛)、琴座のベガ(織女)、蠍座のアンタレス、大熊座の北斗七星、牛飼い座のアークトゥウルス、乙女座のスピカが…、一点の陰りなく己が色を主張していました。そしてスピカを囲むようにして上弦過ぎの半月と土星が並んで色を添えていました。正に梅雨明け一番の夏のメインイベントショウ、圧巻の星空が仰げました。
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2011年06月16日

星空ウォッチング7 皆既月食の月没帯食、残念でした 2011.06.16

 今起きたら外は雨、これでは早朝の皆既月食の月没帯食は観られなかったに違いありません。「残念ですね…」、と言ったところで早起きしなかった私は勿論残念がる資格はないのですがね…?。と書いていた途端、今、NHKニュースで沖縄の皆既月食が観れました。地球の陰に隠れた満月がぼうーと紅い光を発色し幻想的でした。いいなー…。

 次回の皆既月食は何と今年の12月10日、今年は2回観られるそうで、これも珍しいそうです。今度は夜更けから翌未明にかけての皆既月食だそうで、これなら日本全国誰でも観られそうですね。凄く楽しみです。
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2011年06月15日

星空ウォッチング6 明日夜明け前、皆既月食 2011.06.15

 明朝の3時22分過ぎから西の空で月食が始まります。4時22分には皆既月食となり、この時間には西の地平線上に沈みかけるのです。これを皆既月食の月没帯食(げつぼつたいしょく)と言うのだそうで、晴れていればこんな珍しい皆既月食が観られるのですが、果たしてどうでしょうか、お天気は? 

 昨年の12月21日には皆既月食のまま、東の空から月が昇るこれも珍しい皆既月食がありまして、この時は大層入れ込んで東天を仰いだのですが、関東地方は曇天で観られず、札幌からのTV映像を観て楽しんだのでした。

 まあ、今回も観える確率は限りなく低そうですが、早起きできる方はお試しくだされ! 私は今現在まだ寝ていませんので、当然ながら早起きの自信は御座いません、悪しからず。明日朝のニュースショウの録画で拝見する事に致します。お許しくだされ!無責任で…。

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2011年06月09日

星空ウォッチング5 上弦の月・優しい半月 2011.06.09

 このところ雨は降らずとも余り視界のよい夜はありませんでした。今夜も雲が多く星はよく観えないのですが…、何と時々、ギラっと上弦の月が観えるのです。夜になって大気が澄んできたのですね、時に鮮明に観えました。上弦の月、優しい女性の面影がありますね。恋人に出会えたような喜びがあります。私は満月と同じ位に、否それ以上に大好きな月です。六月九日の暦は上弦でした。但し時間は十一時十一分、午前中でした。
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2011年05月08日

星空ウォッチング4 北天高く北斗七星、そしてベガ現る

 今日は長く続いた曇天から抜け出し、漸く晴天が戻りました。今夜は久し振りで星空が仰げるとそわそわと期待をし日暮を待ち侘びていました。
 
 日没から暫くは六日目の月が冴えていました。何か、月を観るのも久し振りで懐かしささえ感じてしまいました。いいですね、月の黄金色!

 今は夜の十時過ぎ、豊麗な春の大曲線が南北に弧を描き貫いて観えています。相変わらずスピカは美しく、観る度に私は胸を焦がすのです。それでも今夜は北の空高くを仕切る北斗七星が素晴らしい…。真南に位置するのを南中と言いますが、この北斗七星は北極星の更に高みに位置し正に北中?と言っていいほどです。大きく傾いで堂々と、雄大な柄杓を描いて見事でした。

 その上、もうこの時間になると北東の空にはベガ・織姫が現れます。強い青白で瞬き、あのシリウスを彷彿とさせます。反対河岸の北西にはぎょしゃ座のカペラがいて、白と黄で好一対の対照の妙を表しています。一寸いいですね。

 更に深夜を過ぎれば南東の空低くさそり座のアンタレスも観えて来るでしょう。大気さえ澄めば初夏の夜空は、それは輝かしい星空になるのです。
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2011年04月14日

星空ウォッチング3 スピカにお休みを

 真夜中の十二時半、私は風呂に入り歯磨きもしてもう寝るだけです。

 だけどその前に一つだけしたい事は…、晴れた夜空に輝くスピカにお休みを…。「お休み、スピカ」。

 お前は、南の空の真中に…、清々しい真珠の輝きを投げ掛けて…。あぁ、美しい…。
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2011年04月01日

星空ウォッチング2 華麗なる星空 2011.03.31

 そろそろ冬型の気候が最後を迎えるこの時期、晴れた夜空は大変華麗な様相を呈してきます。日没後の宵の口にはオリオンや冬の大三角が凌ぎを削り、深夜にはしし座が南中を迎え、北斗七星にアークトゥルスとスピカの春の大曲線が優雅に現れます。それは梅雨明け直後の夏の大三角が幅を利かす夏の星空と甲乙つけがたいものがあります。何故ならば、どちらにしても春の大曲線がそこに存在するからです。春の大曲線、素晴らしい…。
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2011年03月24日

星空ウォッチング1 春の大曲線と乙女の麦の穂 2011.03.24

 今まで間奏曲で書いてきた天体の話題を独立させ、星空ウォッチングと題して掲載して行きます。

 今夜は縛れますね、こんな夜は星が美しく観えます。さあ、ベランダに出て夜空を仰いでみましょう。この時期のこの時間はもう春の星座が張り出し優美な春の大曲線が観えて来ます。北の北斗七星の柄杓の柄のカーブをそのまま南になぞり延ばせば中間点に黄色の明るい一等星・うしかい座のアークトゥルスがあります。そこからなおも緩やかにカーブを描き南下させるとおとめ座の一等星スピカに至るのです。この夜空の大きなカーブを春の大曲線と言うのです。丁度今はスピカよりも明るい土星が傍でまったりとした光で照り映えています。しかし、その土星も乙女のスピカに比べれば凡庸に映ります。スピカは乙女が持つ麦の穂、全天で最も美しい真珠星、その真珠でリングを作り誰かさんにあげたなら、きっと恋は叶うのでしょうね…。あぁ…美しい…。
posted by 三上和伸 at 23:46| 星空ウォッチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする